中学受験に合格する子の親がしていること (PHP新書 675)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569779553

感想・レビュー・書評

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  • 中学受験の意義は何か、その答えが知りたくて読んでみた。読んで、中学受験もこれなら悪くないかもしれないと思えた。
    中学受験を通じて考えることを学び、将来中学高校、大学へと続く学びの興味へのきっかけとなり、将来の職業選択に生かす機会となる。
    また、中学受験は、苦手科目に向き合う貴重な機会である。
    物事にはいいことも悪いこともあるが、いいことを尊重し、援助=サポートに努めたい。

    以下メモ。
    お!知らなかった。ママ気付かなかった。
    好きなコトやモノで引っ張り上げることで全体が底上げされる。36 
    中学受験したことで学習への芽生え、可能性の扉を開けた38
    受験勉強している子どを「承認」することが大事54
    ママの子だ~天才だ!
    子供の言葉をオウム返し74
    間違えたところがわかってよかったじゃない75

    褒めるだけでなく驚く
    聞き役に徹する
    一緒に調べ物をする
    現実の体験
    家庭内での役割を与える
    生活時間をサポート

    本気で子供と話し合う。ママのマシンガントーク×

    自分の苦手科目と真剣に向き合う機会を与えられたことが一番の収穫。204
    学びと社会がどう繋がるかと意志点を持つことが大事。
    中学受験で培った「知力」を基に「よく考え」、その思考を「よく生きる」ことにつなげていけたら、人生は豊かに、価値あるものとなるのではないでしょうか。

    算数はプロセスを大事に。黄身が難しいと思ったら皆難しいと思っている。

  • 「公立の中学校は荒れているから、受験をさせたい」と漠然と思っている親御さんにぜひ読んでもらいたい。中学受験が高校や大学の受験とは違う点、子の人生にとってどんな意味があるのか、具体的に示唆している。この類の本を何冊か読んだが、特に新しい情報が得られるでもなく、ごく当たり前のことが書かれていることが多いが、本書は実践できる具体的な例が示されている。そして、何よりも中学受験を学問の入り口ととらえ、「生きる力」につなげていけるという確信を体験者から引き出している点で、受験を考えていないご家庭でも参考にできうる示唆に富んでいる。

  • 誉めるだけでなく、驚く
    親が生徒役になる
    間違いの原因を子供と一緒に熟考し、一緒に調べる
    スケジュール管理

  • インタビュー的な経験談の文体に、なんとも言えない気持ち悪さを感じてしまう。
    内容的には、そこまでやりャーねー、と思うところも多く、あまり参考にならないなぁ。

  • この内容は一部中学受験に特化した内容ではあるが、全体としては、高校受験や大学受験にも言える内容だと思う。

    何よりも自発的な学習を促すことが大事だと改めて感じた。わからないことや疑問に思ったことを、すぐに調べようとする姿勢が自主的な学習を習慣化させている。

    語彙力が思考力を高めている。物事を言語化することで理解の助けになるし、論理的思考力を高める。そして、コミュニケーション力を高め、相手に伝える力が、さらに論理的思考力を高める。

    教育する側としては、「良い」思考力・志向・推進力を身につけさせ、背中を押すことが務めだと思う。道を作ったり、選んだり、実際に進むのは本人の力で実行させるべきである。

    また、生物学を専攻していた身として、「生物学専攻の学生は、理系ながら思考力が低い傾向にある」と感じていた。それは、入試などでは、論理的思考よりも知識を問われやすいところに由来しているように感じた。その傾向を打破するには、入試などの問題設定で、如何にして論理的に展開させるか(大問中のストーリー性)が重要だと思う。

  • 引き合いに出されている親たちはすごい。自分にはとてもここまではできないな、と感じてしまう。同じ学校の説明会には毎回通い、先生に質問をし、学校ミシュランを作ってしまう・・。でも、いくつか実践できそうなこともあった、もう一度読み返してみよう。 

  • [ 内容 ]
    受験指導の超プロである著者が、中学受験に合格した子の親、有名塾の現役エース講師を徹底的に取材。
    その結果、著者が長年の経験から得た以下の仮説が見事に実証された。
    「放任でもなく過干渉でもない『援助のまなざし』が子どもを伸ばす」。
    本書は、その具体的方法を解説する。
    「褒めるだけではなく、驚く」「親が生徒になり聞き役に徹する」などの他、「算数―親が問題を解こうとするな」「理科―計算問題は後回しにしよう」など科目別対策法も充実。
    結びでは「学びの果てにあるもの」について考える。

    [ 目次 ]
    第1章 放任でも、過干渉でもない「援助」の合格体験(好きな科目に力を注いで合格させる;志望校選択で後悔しないために;ポジティブな言葉かけと「食事のルール」で子どもを伸ばす;子どもの見聞を広げ、学問に開眼させる;長男とは本音でぶつかり合い、次男からは手を離す)
    第2章 子どもを合格させる親、不合格にする親、どこが違う(子どもを合格させる親、六つの鉄則;子どもを不合格にする親が陥りやすい五つの過ち)
    第3章 各科目別対策法(算数;国語;理科;社会;公立中高一貫校の傾向と対策)
    第4章 人生における中学受験の意義―学びの果てにあるもの(十二歳の柔軟な頭脳を鍛えよ;社会を生き抜く力を育む;学びを通じ、将来について考える)

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著者プロフィール

小林公夫(こばやしきみお、ハカセ公夫)
一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。一橋大学博士(法学)、作家。
ハカセ公夫名でFM栃木RADIOBERRYのDJも務める。新書を多数書いており、主著に「ドラゴン桜」9巻でも取り上げられた「論理思考の鍛え方」(講談社)をはじめ、『「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法』、『「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる言葉』(以上、PHP研究所)、「東大生、医者、弁護士になれる人の思考法」、「公立中高一貫校」(以上、筑摩書房)、「高学歴な親は何故子育てに失敗するのか」(中央公論新社)などがある。

「2022年 『2025年度版 出るとこだけ! [一問一答]一般常識&最新時事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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