もしも天国のマザー・テレサが君のそばにいたら

著者 : 中井俊已

• PHP研究所 (2009年11月19日発売)

感想・レビュー・書評

[和歌山県立医科大学図書館三葛館さんの感想 · 2010年11月12日]

三葛館一般　198.22||NA

マザー・テレサの言葉を、若者たちに向けて、優しくわかりやすく呼びかけながら伝えています。
「あなたも私たちと同じように、この世に望まれて生まれてきた大切な人なのですよ。」
元教師である著者による、若者だけでなく万人に勇気を与えてくれる、メッセージの詰まった1冊です。

和医大図書館ではココ→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=58047

[H.Satoさんの感想 · 2010年7月2日]

君は、「この世に望まれて生まれてきた大切な人」です。
どんな人であっても、何か美しいものを持っているものです。
君は決してダメではありません。
君は自分もひとも幸せにできる素晴らしいものを必ず持っています。
君にもできます、必ずできます。
大丈夫。今の君は小さいかもしれません。これからも小さく弱い自分を感じるかもしれません。でも大丈夫です。それでも、できます。
微笑むことなら、お金も時間もかかりません。子供も大人もできることです。
微笑みは、哀しむ人の心を癒し、喜びの光を与えます。
私たちも世の中に役立つように、より大いなる愛のために、より広く理解できるようになるために、成長しなくてはなりません。なぜなら神は、私たちに知性を、心をくださったのですから。それは学問し、成長するために欠かせないものです。
私たちは、今与えられた仕事のことだけを考えればいいのですよ。後のことは、みな、神様が心配してくれます。マザーには自分の力の及ばないことは、必ず神様が助けてくれるというゆるぎない自信があった。
決してあきらめないでください。必ず前に進む方法があり余す。決して負けないでくだださい。
沈黙を保つことは孤独に陥ることではありません。沈黙を保つことは、自分自身と向かい合うことです。沈黙を保つことは神様と出会うことでもあります。
神よ、弱さと闘う勇気をください。
マザーテレサがいつも私の隣にいてくれる。

著者プロフィール

長崎大学在学中、ローマにて聖ヨハネ・パウロ二世教皇より受洗。私立小・中学校教諭を経て、現在は作家・教育評論家として執筆・講演活動を行っている。著書に『永井隆』（童心社）、『マザー・テレサ愛の花束』『感謝の習慣が、いい人生をつくる』（以上PHP研究所）、『平和の使徒ヨハネ・パウロ二世』『クリスマスのうたものがたり』『1945年ながさきアンジェラスのかね』（以上ドン・ボスコ社）など多数。

「2019年 『天と地をつなぐ道』 で使われていた紹介文から引用しています。」