その景色をさがして (わたしたちの本棚)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569787497

作品紹介・あらすじ

ある日、中学2年生のトーコは、亡き母の部屋から一枚の手紙を見つけてしまい……。肉親との別れ、家族との関係性、恋、生死を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の母は売れない小説家だったが、病死してしまった。主人公は祖父母の家にいながら遺品整理をしていたら、母が退院したら主人公と一緒に5月に見に行きたいと言っていた場所があることについて思い出す。しかし、詳細を聞いておらず、家族や親戚に色々聞きながらその場所を実際に確かめに行くために1人旅をしていく物語だった。

    母のことを思い出してネガティブになったり、主人公の父親がある日突然いきなり連絡がきて怒り気味になったりと起伏が激しい主人公だったが1人旅していくうちに少し成長したのではないかなと思った。
    変な終わり方をしているため、続きが気になった。

  • 主人公の名前が最初カタカナ表記でなんでなんかなーと思ってて、途中で漢字が出てきたことで、母親が一緒に見たかったものがなんなのかわかってしまった。最後までカタカナをつらぬいてくれてたらなぁ。

  • 母を亡くした藤子は祖父母と暮らしている。
    母への思い、離婚した父への思い、友達への思いが繊細に描かれている。好きな作品、

  • とてもいいお話でした。

    両親の離婚、母の死、祖父母の思いも
    伯母の思いもわかる10代の少女思いが
    たくさん詰まっていた。

    最後にキラキラの未来が見える、
    希望を持てるそんな素敵な
    お話でした。

    お父さんとどんな話をするのかしら。

  • 『チョコミント』の作者。心情描写がよい。『チョコミント』も面白かった。『べんり屋、寺岡』シリーズも読んでみようかな。

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著者プロフィール

中山聖子
1967年、山口県に生まれる。日本児童文芸家協会・日本文学者協会会員。「夏への帰り道」(のち『三人だけの山村留学』として学習研究社にて刊行)で小川未明文学賞大賞。「チョコミント」(のち『チョコミント』として学習研究社にて刊行)でさきがけ文学賞。ほかの作品に、『さよなら、ぼくらの千代商店』(岩崎書店)、『雷のあとに』『パパはカッパか!?』(文研出版)などがある。

「2022年 『はっけよい、子ガッパ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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