わたしのわごむはわたさない 【3歳 4歳からの絵本】

  • PHP研究所
4.03
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本棚登録 : 1995
感想 : 128
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569789002

作品紹介・あらすじ

このわごむはわたしのもの。おさがりでもなく、みんなで使うものでも、ちょっとだけかしてもらうものでもない、わたしだけのもの。

感想・レビュー・書評

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  • 見つけちゃいましたねー。

    わたしだけのもの。

    ゴミ箱の横にあったわごむ。
    おかあさんがいいって言ったからわたしのものになったわごむ。

    だれのものでもないわたしのもの。
    …で、わたしのすきにしていいもの。

    いっしょにおふろに入ったり、いっしょに寝たりと可愛いすぎる〜って思ってたら…。

    すごいこともできちゃう。
    未知の世界へもいっちゃう。
    動物たちと遊ぶのもサイコーって感じ。

    可愛いことから大胆なことまでいろいろやっちゃいましたわ。
    そしたら…あら?あらら?あららら?
    ついに、とうとう、きれちゃった。

    見つけるぞー。見つけたぞー。

    次は、クリップなのか〜っ。


    さぁ好きに楽しんで〜ってなるね。

    この子の表情がまたサイコーなんだわ。

  •  お母さんからもらったわごむ、わたしの、わたしだけの宝物…わごむがあれば、いろんなことができちゃう♪みんな、大事にしている宝物があるけどわたしはわごむ!

     すっごくかわいい絵本で、わごむだけなのにすごい…!かわいいな、この絵本!ほほえましくて、読んでいて和む絵本です。こんな風に“もの”を大事にするっていいな~生活の中で、“こんなもの”と思っていいる“もの”でも意外な活用法を考えるのも楽しそうです!クリップハージョンも読んでみたいです。

  • 食いつき度★★

    三歳の娘に購入。
    女の子がお母さんから輪ゴムをもらう。それを自分のものとして大切に思う物語。お兄ちゃんに借りたり、友達と順番に共有するものではなく、自分だけのものを手にして大喜び。女の子は輪ゴムによって輝くであろう、これからの人生を想像します。

  • 今思うと「どうしてあんな物に?」と思うようなものに執着していたーそんな幼い頃の自分を思い出しました。

    もしかしたらインプリンティングの一種なのではないか?

    そんな姿は大人の私から見ると可愛く
    いじらしいものです。

    また、実際に離れてしまうとあっさり忘れてしまうのも、
    この年齢の特徴。

    いっぽうで大人になってからの私は、そういう意味での執着は無くなったけれど、別の意味でお別れの悲しみが半端じゃないのです。

  • 久々に、小4娘に読み聞かせ!(嬉)
    読み聞かせが終わって娘がひと言、
    「これ、学校で読んだことあった☆(テヘ☆)」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    “自分だけの”わごむを手に入れた女の子が、わごむとともに日々をどう生きるか、想像につぐ妄想混じりの想像をするお話。
    しかも、ちゃんと落ちるオチ付き!
    そしてラストページから裏表紙の絵までの間に、「なにがどうなってそうなった?!」と、娘とともにツッコミ入れました。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    “自分だけのもの”って、それがどんなに些細なモノであっても、すごくうれしいんだよ〜
    なかにはなんでそんなものが宝物なの?!ってこと、あるけどさ、でも本人にとっては宝物なんだからさ、いいんだよ〜
    宝物はみんな、ちがうんだよ。
    みんなちがう人間だから、好きなもの、たいせつにしたいものはそれぞれあっていいだぜ☆

    という絵本です(多分)。
    …なんだけど、それがこんなにもユーモラスにえがかれているところが、ヨシタケシンスケさんクオリティ。
    どう考えてもわごむ、そんなに伸びないよ?ってツッコミたくなりますが、いいんですいいんです、だって妄想だもの、いや妄想じゃなくて空想につぐ想像だもの。
    想像の世界では、わごむは無限に伸びるんやい!

    そんなふうにこの絵本は、想像の世界と自分の好きなものをやさしく包んで見守って伸ばしてくれる絵本です。
    読んでるうちにふふっと頬がゆるんじゃうけど、それもまた味わい深いです。

  • 娘がおなじ顔してます。
    そしてお兄ちゃんsからくだらない宝物を守る姿や、変わり身の速さも。

    輪ゴムに無限の可能性を持つその感性、大人になると忘れてしまいますね。
    ヨシタケさんの本は子供心を思い出させてくれて、一緒に楽しめるのでとても良いです。

  • 今回の道具?が輪ゴムなので先の展開が透けて見えたが、面白く読めました。

  • 【あらすじ】
    このわごむはわたしのもの。おさがりでもなく、みんなで使うものでも、ちょっとだけかしてもらうものでもない、わたしだけのもの。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    ヨシタケさんの絵は全般的に顔の感情表現が豊かで好きですが、特に目が「⦿」になっている顔の絵が一番好きです。この本はその顔が堪能できる1冊です。
    他人には理解されないけど、ピンときて、手元に残してあるモノってありますよね。我が家では小さい太陽の塔(大阪万博記念公園のヤツのレプリカ)がなぜか家宝的な扱いになって、引っ越しを乗り越えて残っています。たぶん夫婦そろってピンときたからですね。モノが増えると収納に困りますが、ちょっとした「たからもの」がたくさん見つかるといいなと思いましたし、息子たちにもたくさん与えてあげたいと思いました。

  • 〝ごみ箱の傍に輪ゴムが落ちていた。「ねえ、この輪ゴム、わたしにちょうだい! い―い?」って、お母さんに聞いたら「ドーゾ」だって。 「やった!この輪ゴムは、わたしのだ!!」 わたしずっとほしかったの。お兄ちゃんのお下がりでもない、みんなで仲良く使うものでもない、ちょっとだけ貸してもらうものでもない、わたしだけのものが。「わたしの輪ゴムは、誰にも渡さない!」・・・〟ヨシタケシンスケさんのこの本を読んだら、きっと、あなたも宝物にしたい何かが欲しくなる、夢が膨らむユーモア絵本。

  • 私の輪ゴム 一緒に寝てる所かわいかった!
    最高!

  • 「わたしだけのもの」

    ほんっと毎回、その発想力の豊かさと楽しさに元気をもらえる。
    ページをめくると今度は何が出てくるのかワクワク。発想が可愛くて可愛くて、一人でニコニコしてしまいました。
    ラストもバッチリ!!
    ヨシタケさん、参りました。

  • 978-4-569-78900-2
    C8793¥1000E

    わたしのわごむはわたさない
    2019年11月22日 第1版第1刷発行

    作・絵:ヨシタケシンスケ
    発行所:PHP研究所

    きっと、上に兄弟がいる人は経験があることなのかもしれない。
    子ども心にも「自分だけのものが欲しい」ってのが有るんだろうな。
    自分だけの宝物のところには、果たして宝物なのか?ってのから、なぜここにそれが有るんだ?ってものまで見開きいっぱいに描かれている。
    「自分だけのもの」って事がいかに重要か‥。
    あれこれ想像して楽しんで…。
    あら?切れちゃった‥。
    の、後どうするか? 執着するか?それとも?
    別の物を見つけて自分だけのものにした。
    リアルなら壊れた者に執着されるよりはいいかも。
    裏表紙にはまた別の宝物を見つけた様子。

    日常的な事柄だけど、切り取ってみると、成長なのよね。きっと。

    言葉も書かれているけど、表情がすごく色々な心模様を現していてよかったです。

    評価は4 手にしてよかったなぁって思いました。心が和みました。

  • 最後の終わ方がすごいですよ。

    さすがに穴掘りはしないと思うんですけど今現在のところから大丈夫

  • さすが目の付け所が、ヨシタケさん。
    かわいい。かわいすぎて、読みながらニヤけてしまう。

    悲しいことに、こんな純粋な気持ち、おとなになったら忘れてしまう。

  • 何の変哲も無い輪ゴムを自分だけのものだからと欲しがる、子供の目線の描き方が、可愛い

  • 子どもって面白いものを宝物にしますよね。宝物のわごむが、いろんなアイデアで多種多様に活躍します。こういった想像力は何処から来るのか、ヨシタケ先生の脳内宇宙は、、、いや、子どもの宇宙は無限大です。
    ちょっと懐かしくて、斬新な感覚を子どもと一緒に笑いながら読める絵本です。

  • ★子供の頃の気持ちがよみがえる★

    小さい頃の気持ちをそっと思い出させてくれる本です。たかが輪ゴム。しかし、その輪ゴムの使い方は無限大!想像が膨らむばかり…

    昔に戻れる本です!子供にも、大人にもオススメです!!

  • ほのぼのー。4歳ぴったり。なんでも宝物にしちゃうよね。4歳息子も、きれいな石や、きれいなどんぐりを公園で拾って持って帰ってきます。

  • じぶんだけのたからもの

    natural

  • ごみ箱の横に落ちていた輪ゴムは私がもらったの。私だけのものなの。今日はいっしょにお風呂に入り、寝るつもり。輪ゴムでいろいろなことができる。みんなも自分だけの宝物がある。どんどん妄想が膨らむが、輪ゴムは切れてしまう。でも、たんすの引き出しの中にクリップを見つける。(48ページ)
    ※ヨシタケさんらしい妄想の世界が面白い。

  • わごむ でこんなに楽しんでくれるなら、いくらでもあげるのに( ´∀`)でも、一つだけだから宝物なんだろうな~(^^)しかし素敵な時間はある日突然終わる(._.)そして立ち直り、はやっ!!(゜_゜;)

  • なんか、…わかる!!!兄弟姉妹がいる人には特に伝わるお話。
    大人になったら、「わたしのオットはわたさない」バージョンになるのだろうか。わはは。

  • 息子への読み聞かせ。息子もくだらないものを自分だけの宝物にするお年頃なので、共感したようです。すぐに新しいものに興味が移ってしまうところもそっくり。

  • 5歳1ヶ月の娘に読み聞かせ

    だいすきヨシタケさん本

    ああああ
    わっかるううう
    となるよね

    特別だよね

    こうやって物事たのしめる人間になりたい
    そして
    娘にも
    こういう気持ち大切にしてほしいと思う。


    追記

    7歳10ヶ月の娘
    4歳10ヶ月の息子に読み聞かせ

    ヨシタケさんブームの娘
    これも楽しめたようで。

  • ずるい。ヨシタケシンスケの絵本は本当にずるい。超絶かわいい。これ、完全にうちの娘。にやける。

  • わごむ一つで広がる世界。妄想、想像、その豊かさに脱帽。そりゃ最後は切れますって。うちの娘も、何かっていうと空き袋、空き箱、紐、紙をねだり倒す。彼女のなかにもきっとこんな世界が広がっているに違いない。おしっこけっこうもれたろうくん、出てきて、やっぱりけっこ漏れてて心配。(3歳8か月)

  • 絵本。

    わごむとの日々。そして別れ。次の出会い。たくましい。

  • この人の本、全部欲しくなる

  • 面白い。んだけど、当初のインパクトはさすがに薄らいできた印象。シンプルなんだけど、何だか無性に惹かれるイラストタッチ。思いつきそうで思いつかなかった、大人から見た子供目線あるある。初めて書店でその作品に触れたとき覚えた衝撃は、さすがにもう望むべくもない。その上でなお、ここ数作に感じる物足りなさは、初見のインパクトを差し引いても、ちょっと気になるようになってきた。依然、最も新作が楽しみな絵本作家には違いないんだけど…

  • 2歳息子もハマってる。
    絵本の影響で輪ゴムにもハマり出した。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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