図書室の奥は秘密の相談室 (5分間ノンストップショートストーリー)
- PHP研究所 (2021年2月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569789736
作品紹介・あらすじ
学園の様々な相談事をキサラギとはづきの凸凹コンビと個性的な図書委員たちが解決する、「本」が鍵となる12のショートストーリー。
感想・レビュー・書評
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ヤングアダルト向けの本かな。
図書委員の如月くんが、学校で起こるちょっとした謎を解いていくというお話。
さくさく読めるけど、掲げられてる1話5分では読めなかった。笑 (5分間ノンストップショートストーリー)
櫻井さんは現役司書さんて事もあってか、虹いろ図書館の時もそうだったけど作中たくさんの本が紹介されていて楽しかった。
最後にちょっとした驚きがあって、全く構えてなかったのでまんまとはまってしまいました笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私立中学の図書委員会?読書委員会?のキサラギ先輩の謎解きもの。そんなにおお〜ってなる話ではないけど、さらっと読める。
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リベルタス学園中等部に入学した葉月は、初日に超個性的な三年生に出会った。そして、本好きの葉月が入った図書委員会には、その人物がいた。
彼キサラギは、図書室で学内のトラブル対応の『相談室』を開いている。その報酬は、電子書籍におされて減少した紙の本の寄贈なのだとか。
葉月は、強引に助手にならされて、早速同級生のかれんの彼氏の浮気調査にかり出された。
あれれ、読者として引っ掛かったかな? -
「5分で読める」というのは中学生の朝の読書向きのつくりかな? わたしはじっくり考えながら読むほうなので、実際には1章5分以上かかっている気がする。
ある私立学園の図書委員会の1年間の活動に沿った一ヶ月ごとのイベントに絡んで中学生ぐらいにおすすめの本の芋づるがちょこっちょこっと登場する仕掛けで、章ごとに&物語を通してちょっとした謎解き要素も(本好き&ミステリに慣れた大人ならあっさり見通しがついてしまうが…)。本や作家、文具に関するトリビア、電書vs紙の本論争などもとっつきやすく盛り込まれていてたのしく読んだ。 -
5.6年から。学園もので、軽めの森見登美彦さんのような匂いがするシリーズ。評価の割には意外とこういう怪しげなニュアンスの好きな子もいて、良い作品だと思う。文学好きな図書委員達の個性的なやりとりから、有名な文学の名前や特徴を知るきっかけになるまとめがあるので、中学で読むのに繋げやすい。
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(放送原稿より)
リベルタス学園中等部に入学してまもない、はづきは 図書委員になります。
図書委員会初日に妖怪のような風貌の図書委員3年のキサラギに
「おれの助手になれ」と言われます。
校舎裏に現れた青い幽霊や、密室のはずの茶室に生けられる花、宝のありかを示す奇怪な暗号文などの謎を
はづきは キサラギや個性豊かな委員たちと解決していきます。
実はその謎には「人間失格」や銀河鉄道の夜、など、「本」がカギとなっているのですが…。
はづきは変わり者のキサラギにどんどん惹かれていき、ラストには思いもよらない「まさか!」が待ってます。 -
『虹色図書館のへびおとこ』が好きで読んだ。最後が意外な急展開で面白かった。短編集なのでサクサク読めて内容もさほど難しくない。知っている本が出ると嬉しくなるし、知らない本が出ると読みたくなる。如月先輩のキャラクターがなんとも良かった…
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図書室の蔵書を電子書籍メインにして、紙の本の予算は減らされる一方、という設定にびっくり。蔵書を増やすために相談の対価で寄贈を要求するって設定も。出てくる本は誰もが知ってる本が多いのに、ちゃんと覚えてるかって言うとそうでもなく、読みたくなった。