- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569796543
作品紹介・あらすじ
赤ちゃんの脳科学の研究者であり、日本赤ちゃん学会の理事長も務める著者の本分は小児科医。現場での数十年の経験と最新の学説から、子どもの脳によくないこと、やっても無意味なことをわかりやすく伝授。触覚による認識を邪魔すること、早期教育、父親の影響…。わずかな注意点、正しい知識を知れば、子育てはぐんと楽になる。さらに望ましい子育てとして、「自分で考える子」に育てるためのヒントも掲載。
感想・レビュー・書評
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メモ
⭐️いま日本を含む世界各国でビタミンD欠乏症が増えているそうです。
それはなぜかというとお母さんが子どもに
日光を当てなくなるからのようです。
さきほどのお母さんのように、紫外線に当たると癌になるというのを信じている人も多くいるのでしょう。
子どもを家に閉じ込めてしまったのですね。
紫外線に当たらないとビタミンロは活性化しません。せっかく摂取したカルシウムも骨にはりません。
ビタミンDは紫外線に当たって初めて酵素の役割を
果たすのです。
栄養が足りないからではなく、こんな原因でビタミンD欠乏症が発生しているとは情報社会の悪影響としか言いようがありません。
⭐️赤ちゃんと呼ばれる乳幼児の頃に赤ちゃんにとって大切な育児とは、「赤ちゃんのやることを邪魔しない」ということに尽きます。
自発的な行動を邪魔することなく受け入れてやることです。強迫観念にかられて、何かをしなくてはならないと思わないことでそれには時間をかけてじっくり待つということを、心得てほしいと思います。
⭐️ 「特に完全母乳栄養児の現状は深刻です。人工乳とは違って母乳には最大25単位/リットルしかビタミンDの分泌がないことが知られており、
原理時に母乳のみでは充足できません」と恐ろしいことを述べておられます。
乳幼児はもちろん、お母さんも積極的に外に出たほうがよさそうです。
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さらっと読めました。
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赤ちゃんはお母さんとは別人格。
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赤ちゃんの発達状況や心構えなどが分かり参考になった。カンガルーケアやベビーマッサージなど、良いのだろうと思っていたことのデメリットも知れて、これからの始めての育児にむけて考え方が広がった
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著者の小西さんは同志社大学赤ちゃん学研究センター長を務め、また日本赤ちゃん学会の立ち上げにも関わった方。門外漢のため、どちらの組織も存じ上げませんが、恐らくそれだけ「赤ちゃん」を科学している方と認識してみた。
本書の内容を一言で表すならば「子育てに神経質になるな、思ったとおり育てたらええねん」っていうもの。そんな内容に加え、ですます調の優しい文体だもんだから、どうにもこの本、「子育てにノイローゼ気味に悩むお母さんに向けたカウンセリング」のような印象を受ける。たしかに、読んでいて目からウロコがぼろぼろな場面も多かったが、やや科学的とは言い難い。論説というよりかは随筆というような感じ。
なんて批判めいた書き方をしてみたものの、今まさに子育て真っ最中という方々にとっては、本書のスタイルが最良なのは言うまでもない!
あっ、そういえば本書の中ではいわゆる「保育園の待機児童問題」なんかも触れられていて、あーそれって政治的経済的なことばかりでなく、子どもの発達にも問題なんだなあって妙に納得させられた。
【目次】
はじめに
第一章 妊娠中・授乳期の子育て
第二章 幼児期の子育て
第三章 しつけ、学習に関する注意点
第四章 望ましい子育て
おわりに