- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569810539
作品紹介・あらすじ
学力日本一の基盤をつくった教師が語る、ほんとうの教養を身につける方法。
感想・レビュー・書評
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遊ぶことと学ぶこと、楽しく能動的に学ぶことが大切
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サラッと一読しました。
ただ国語をやるのではなく、どうやったら面白く授業を行えるのか、どうやったら興味を持てるのかのおはなし。また著書の人生観や考え方が書かれている本です。 -
2015/8/31bookoffで購入。
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灘高校で長年国語教師を務めた御年百歳を超える著者。「学問のすすめ」というタイトルだが、「元教師」としての経験を著した本であると同時に人生の楽しみ方を説いた本でもある。様々なことに興味を持ちやってみること、前向きに生きること、本書を読んでいると、「いかに自分に正直に生きるか」、これこそが長寿の鍵を握るポイントなのではないかと感じる。
国語力の基本は書くこと、というのは同感。書くという行為によって、「判断力」「構成力」「集中力」が培われる、と著者は言う。頭の中でしっかり考えているつもりでも、いざそれを実際に文章にして論理的に書き記そうとするとこれが意外と難しいものなのだ。でもその難しさに耐えながら、自分の感情や想いと一致する言葉を選び書き綴っていくということは、自分の思考の可能性を大いに広げる行為なのではないかと思う。そしてそうすることで、自分自身がより豊かになっていくのではないだろうか。
ただ、ちょっと内容が薄っぺらいような気も。思い出話的な要素もそれはそれでいいのだが、もう少し経験を基にした学びに対する姿勢、のようなものが書かれているのかなと思っていたので、そこは個人的には期待外れだった。 -
H.25.11.8読了。図書館で借りた。
手元に置いておきたい本。
長年生きて、教師をしてきた人からの言葉には重みがある。金銭的余裕がなくても、勉強はできる。いつ始めてもよい。
趣味も、いつ始めてもよいし、勉強に役立つこともある。
勉強の仕方のところで、本を読んだら読後感を書いておくこと。そうすれば、内容をつかもうとして集中して読むようになるし、文章を書く練習にもなる。ということが書いてあったので実践してみたが、またまだ‥。 -
本当に楽しそうに横道にそれて授業を行う先生。
どおりで長生きできるわけ。
この人みたいな授業がしたいとずっと考えています。
生き方のすすめのような本。 -
教え方が小学校5・6年の時の担任と似ていて、読みながら懐かしかった。今思うと、運良くよい教育を受けることができたと思う。
よい学びをさせるために、先生は多くの時間を費やして準備をされたのだろう。感謝。
出会い、巡り会いは人生に大きく影響を与える。
橋本先生のように、楽しく学びながら、年を重ねていきたい。 -
すごいなあ。
終始、そればっかり呟いていた。
楽しく学ぶことの前提に、どれほどの労力と知識と閃きがあったのか。
こんな思わせ振りなタイトルにしないで欲しいと思うほど、中身は素朴で温かかった。
教える、ということを知識の秤をかけることのように考える人はたくさんいる。
詰め込んで知識になったはずのもので、今の自分の手元に残ったものって一体どのくらいあるんだろうか。
本当に残っているものは、何か楽しさや苦しさと共に自分がはっきりと刻んだものだけではないかと思う。
確かにこの本は、人生という広い意味での学問のすすめだ。
自分のこの先の時間を考えたとき、どこまで休まずに歩めるだろう。そう考えると、怖くもあるのだけど……願わくば、読む楽しみをもっと深めていきたい。
爽やかな風の吹く一冊だった。