シェール革命の正体 ロシアの天然ガスが日本を救う

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569816067

作品紹介・あらすじ

アメリカのシェール革命によって引き起こされる、世界資源地図の書き換えの行方と、それに対する日本の取るべき戦略を説き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 読了 2016/3/18

  • シェールガスが世界中の産油国と消費国にもたらす影響を包括的に捉えていて、面白かった。先日読んだ本にあったようなマイクロ・ビューでのバラ色ストーリーばかりではなく、マクロ的見地から見て日本にとって難しい局面になるという印象。LNGの輸送にかかるコストのハンディ、米国の内政重視化、台頭する中国などなど。ロシアからのパイプラインがもたらす戦略的利益は理解できるけれど、それに比重を大きく移すのもちょっと怖い気がする。多難な時代は続きそうです。

  • 非常にロシア寄りの内容なので、最初は「利害関係者では?」と思ってしまう程だったが、非常に説得力のある内容で提案も具体的。
    思えば、一時期メドベージェフが北方領土に上陸して緊張していた二国間関係が、最近はすっかり友好ムード一色で、本書の指摘には頷かざるを得ない。

  • シェール開発による周辺環境への状態 年間130億トンの水資源が支えている サウジアラビアが石油輸入国になる? 日本の生命線としての海上交通路 

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著者プロフィール

1960年愛知県生まれ。1984年 通商産業省 (現・経済産業省)入省後、工ネルギー及び産業技術政策などの分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣参事官等)、2011年に公益財団法人世界平和研究所に出向(主任研究員)、2016年から独立行政法人経済産業研究所上席研究員。2021年1月から経済産業研究所コンサルテイングフェロー。著書に『原油暴落で変わる世界』(日本経済新聞出版社)、『シェール革命の正体』 (PHP研究所)など多数。

「2022年 『徹底図解 メガ地震がやってくる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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