- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480059857
感想・レビュー・書評
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10年以上前の本なので状況が変わっている部分も多いけれど、基本知識、考え方、過去のできごとなど学ぶこと多かった。かっちりした書き方でわかりやすく冗長度低い文。新品が見つからず古本だったので、著書の方に貢献(数十円だけど)ができなかったのが残念。
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極東ブログ
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(後で書きます)
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201112
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4480059857 222p 2003・1・20 1刷
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著者が「100%そうなるだろう」とか「確実に言える」とか、何の根拠も数値的具体例を挙げることなく言ってるのが、すごい気になった。
けど、主張としてはわかりやすかった。
・アメリカの行動は、石油価格を安定化させるためのものであって、覇権国家としての自覚があって、大変よろしいと思うよー。
・石油は非常に流動性に優れた商品やから、国際市場で自然と価格が安定化される
→資源の囲い込みとかやっても無駄でっせ。オイルショックから学んだことを活かそうや。
・日本は早急に天然ガスをエネルギーの中心にすべき
→LNG船とか使ってるのは、ほぼ日本だけ。パイプラインの建設にもっと積極的になるべきで、政治はそこに注力すべき。
・中国の発展とか中東の政治状況の将来が不透明すぎるから、とりあえず世界的な変化はよくわかりませーん
大体こんな感じ。
2003年の本にも拘わらず、めっちゃ勉強になったことは間違いない。
なんか、これのパクリみたいな本が2010年に出たらしいから、そっちも読んでみようと思う。 -
[ 内容 ]
石油は、世界全体のエネルギー消費の四割をまかなっている。
この石油をめぐって、米国と中東産油国、ロシア、中国が二〇世紀とはまったく異なる「国際政治ゲーム」を繰り広げようとしている気配が濃厚である。
石油をめぐって国際情勢が大きく動かされる時代、あるいは石油が国際政治によって大きく動かされる時代を再び迎え、日本はどのように対応すべきなのか。
[ 目次 ]
序章 石油をめぐる地政学とは何か?
第1章 なぜ米国は石油に政治介入するのか?
第2章 石油同盟と化す米ロ関係
第3章 さらに不安定化する中東
第4章 大きな攪乱要因、中国
第5章 新しいエネルギー戦略を求めて
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
・石油は世界のどこからでも手に入る.地政学的な考えは現在通用しない.
・石油価格は投資市場から受ける影響が大きい.
・中東から大量に輸入しているのは日本のみ.
・オイルショックはサウジの米国に対する牽制から起こったもの.
・アメリカの目的は中東の周辺化
・ロシアの台頭
・中国と周辺国との衝突
・今後石油の産出が見込まれる地域は政治的に不安定
・欧米は天然ガスへシフトしつつある
-CO2排出量が石油よりも少ない
・日本は石油に大きく依存
-天然ガスのパイプラインがない
・エネルギー源,石油供給源,石油調達源の多様化が必要.
石油に絡んだ経済原理が何となくわかった.
北方領土問題を早く解決してロシアと国交回復すればいいと思う.