子どもの“自学"する力を育むKUMON

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569818771

作品紹介・あらすじ

子どもを「健やかな成長」に導く公文教室指導者の教育観、具体的な実践のあり様を明快に説き明かす。楽しみながら学ぶためには!?

感想・レビュー・書評

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  • 前半の何人か指導者の事例を読むうちに、公文式の宣伝というか、「やり手の先生」の紹介といった印象が否めず、しかも、その指導者の先生がいかに素晴らしいかを語る保護者のコメントを見て、ちょっとした宗教みたいだな…という引いた印象を持ってしまった。

    保護者向け、というよりは、指導者の先生用のバイブル本なのかも。日本国内だけでなく、海外で活躍している指導者も載っていて、「世界各地で頑張ってる先生がいる」と思ったり、指導者としてやり方を参考にしたりするにはいい本なのかもな、と思うとちょっと冷静な気持ちになって、子育てに参考になりそうな部分も見つかって、結果的に付箋はけっこうついた。

    少年院での指導の話だったり、東日本大震災の被災地での教室運営の話、奄美大島の周辺群島で教室をやっている先生の話は温かな印象を持った。

    私自身も夫も公文式経験者で、自分の子どもも教室に通い始める保護者にもなってしまった。でも私は正直公文式には疑問も持っていて、夫との意見相違も多い。夫が子どもの送迎時に教室の本棚でこの本をパラパラ見て「知り合いの先生が載っている」ということで借りてきて読んだけども…。まぁ…夫との共通の話題のひとつではあるし、子どもの進度が進んできてスランプになりつつあるので、先生たちの声かけは参考になるかも。

    公文式のプリントは全国統一で同じものを手に入れることができるけど、フランチャイズなので、先生の質というか、人柄に依るところがかなり大きいと感じる。
    私は、公文式に限らず、習い事が子どもにとってのサードプレイスになるならいいと思う。親だってその子の良さを見つけきれるとは限らないし、違った見方で良さを見つけてくれる場所は、親にとっても子どもにとっても大事。教室と先生を活用させていただきたい。

  • 公文教室の先生達の紹介。宣伝書の部類。公文式の教育方法学習方法を科学的に検討したレポートや書籍もどこかにあるだろうな。大阪に行ったら公文公記念館に行ってみよう。

  • 香港のエピソード~競争社会の中で子どもたちの未来と向き合う~

    ・1988年、香港公文スタート。
    ・急速に発展するアジアの象徴として目覚しい伸びをみせる。
    ・それは公文式が香港の苛烈な競争社会においても高く評価されている証明でもある。

    ・人口密度は日本の約20倍、文字通り人がひしめき、すべてにおいて競争が激しい。教育はそのもっとも顕著な例。

    ・良いものに国境はないでしょう。優れたものは、いつでもどこでも歓迎されるのです by香港公文指導者

    ・公文を見ていると、”成功に近道はない”、”3歳の子どもを見れば、80歳のときの様子がわかる”という中国のことわざを思い出しますね by保護者

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著者プロフィール

東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。元・お茶の水女子大学講師。1983年よりニューヨークに5年、95年よりロンドンに6年ほど住む。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演・講演活動などを行う。公益財団法人 北野生涯教育振興会 論文審査員。著書に、『孤独は社会問題』(光文社新書)、『ソニーな女たち』(柏書房)、『親たちの暴走』『うまくいく婚活、いかない婚活』(以上、朝日新書)などがある。

「2023年 『英国女王が伝授する 70歳からの品格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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