- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569821207
作品紹介・あらすじ
僕たちは子どもに何を残すべきなのだろう? これまで真剣に向き合い、体験し、取り組んできたからこそ語り合いたい日本のこれからのこと。
感想・レビュー・書評
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障害者を特別視するのではなく、また健常者と障害者で区別することのない社会が本来望ましい姿。
スポーツライター、コミュニティコーディネーターなど乙武さんの活動は多岐に渡るがその原動力はどこから来るのだろうか?
恐らく揺るがぬ探究心と世の中への飽くなき追求心だと感じた。
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<blockquote>なぜテレビのバラエティ番組などで「デブ・ハゲネタ」はOKなのに、「障害ネタ」はNGなのか? なぜ日本の学校制度の中で「独創的なアイデア」を生む子どもが育ちにくいのか? そしてなぜ著者は「パラリンピックをなくしたい」と思っているのか…。</blockquote>
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先生をしていた時の話や考えなどは面白く、途中までは興味深く読みましたが、第3章あたりで飽きてしまいました。途中でご自分が の活動紹介のような感じになってるからでしょうか……
対談もデータ等が載っているわけでなく、あまり読む気にならなかったので、読まずで返却します。 -
まず、すぐに思ったことは、乙武さんの書く文章は分かりやすく読みやすいと思いました。教育に関しては、疑問に思うこと、これは他の人はどう考えるのかな、という部分を本に書いてあったので、参考になりましたし、「なるほどな」と思うことが多くありました。この本をきっかけに教育はもちろん、福祉やスポーツに関心が高まり、勉強していきたいなと思いました。
http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=334299 -
教育・福祉・スポーツに望むこと ―
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-82120-7 -
第一部は、教育、福祉、スポーツに関する乙武氏の考えを述べ、第二部は、デンマーク、フィンランド、ジャマイカ、ブラジル、インド、トルコの日本大使と対談するという構成。一障害者から見た教育やスポーツについて語っている。
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乙武洋匡さんの率直な思いが綴られている第1部は、これからの日本に対する投げかけであり、読んだ人たちにとっては考えさせられる内容だ。6ヶ国の大使との対談集になっている第2部では、その投げかけに応えるヒントが散りばめられていた。
いずれにしても、読んで満足ではなく、そこから読者一人ひとりがどう考え、どう歩むかが問われる一冊。だと思う。 -
580万部の大ベストセラー『五体不満足』を仮に読んだことがなくても、乙武洋匡のことを知らない人はほとんどいない。あまりにあっけらかんとした「強く明るい障害者」としてのパブリックイメージは、フォロワー数60万超を誇るTwitterでも日々拡散されている。
それにしてもこの人はいったいどういう人なのだろうか。その疑問に簡潔に答えてくれるのが、この本だ。あのベストセラーを生んだあと、スポーツライターや小学校教師になった職歴の意味や、教育から福祉、さらに社会全般へと関心領域を広げていく過程を語りながら、乙武洋匡の「立場」を明らかにしている。
抜群の行動力で様々な実践を積み上げてきた彼自身の強さは、なぜか押し付けがましくならず、他者への眼差しは常にやさしい。この清々しいリベラリズムを、2020年の東京で花開かせるなら、夢がある。例えばパラリンピック。彼の提案を読んでみてほしい。 -
3年間の教員生活から、日本の教育が均質化・画一化していることを指摘。
6名の駐日大使との対談(トルコ大使と原子力発電の話し)がなかなか興味深かった。
僕は、スポーツ(←運動や体育ではない)に小学生を馴染ませることに若干の疑問をもっている。筋肉などの特性を根拠に子どもがスポーツを選ぶことについては反対である。 -
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