- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569826271
作品紹介・あらすじ
無気力OLだった私が突然仲居に!? 京都の老舗旅館を舞台に、新人仲居が「おもてなし」とは何かを考える。元気が出るお仕事小説。
感想・レビュー・書評
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毎日給湯室で25人分のお味噌汁作らせる会社なんてある?
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もともとお仕事小説が好きで、タイトルに惹かれて手に取った。
主人公は22歳、自分の娘世代なのだが…楽しく読んでしまった。日々なんとなくこなしている仕事(と言っても任されているのは昼休みの味噌汁つくりで、人のサポート役ばかり)に疑問を感じ、ビビビっと来てしまった旅館の仲居に即転職。その成長物語。
自分で「好き」と思える仕事があることは幸せなことだと思う。やりたい仕事を出来ていれば最高だけれど、自分では向いてないと思った仕事の中にも「好き」を見つけられることもある。オバチャンになれば、健康で働けているだけで幸運だと思えるものだけれど。
ただお給料のためだけに、流れでなんとなーくお仕事している若い子たちに、自分の気働きで人を喜ばせることが出来るということを経験をして、「好き」な仕事を見つけて欲しいなぁと思った。 -
突然中居に転職した二十二歳等身大な虹子の、失敗して凹み辞職を考え、励まされがむしゃらにお客様の為に走り回り、次第に地に足をつけでもやっぱり全力な奮闘。然り気無く優しい板前との恋の予感からの展開に驚く。引っ掛けとはいえ自分の見る目のなさにがっくり来る反面毅然とした虹子が格好良かった。京都弁も心地好い。
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なんだろう、私が今読むタイミングではなかったのか、イマイチ入ってこず、なかなか読み進まなかった。
主人公の若者特有の深く考えず動いたかと思えば、底なし沼にはまったようにズブズブして動けずにいたり。んー世の中そんなにうまくいかないよ。
でも、最後に主人公と女将のつながりが分かる件は素敵だった。 -
2018.4.18断念
60Pほど読んで心惹かれなかった。
話はスイスイ入ってくるが、一アクションあってほしい。 -
良かった。星7つにしてもいいくらい良かった。
私はお仕事小説に弱いんだろうか。
仕事に馴染めなくて挫折しそうになりながらも持ち前の明るさ、直向きな心で乗り越えて行く。
ベタな展開の連続なのに各章毎に泣いてしまった。
そして最後のサプライズ。どんでん返しではない、ホントに吃驚するような伏線の収束。
マツコデラックスがモデルだと思うヤエヤマも可笑しかった。いまんとこ日経木曜日夕刊読書欄星4つ以上のお仕事小説にハズレなし! -
2016.11.27
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もう一つ元気でなかった。