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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569832265
作品紹介・あらすじ
私の父と若泉敬氏は沖縄返還を成し遂げ、私は北方領土交渉に苦慮した。しかし新たな光も見えてきた……。元外交官の「返還交渉」論。
感想・レビュー・書評
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予想より面白くてサラサラ読めた。
沖縄と北方領土の返還交渉の振り返り、その経緯と相違点、各々の問題点。
沖縄返還時の裏チャネルを使った二元外交も、うまくいかない北方交渉も、ポイントは同じく「愛国心」と「醒めた現実主義」。
そのバランスが結果として良い方にでた沖縄と、「愛国心」が出過ぎてバランスを崩した北方四島。その領土問題の発端も違うから難しいけれど。
「まず還ってくること」に比重を置いた沖縄の現状と、「どう還ってくるか」に振れたことでまだ戻ってこない北方の実情。100%の正解なんてないだろうけど、その時々で全力の外交が行われた結果。
愛国心って大事なのかやっぱり。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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