やめる勇気、やり遂げる心

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569833682

作品紹介・あらすじ

世界最高峰エベレストに3度登頂した著者。たとえゴールが目前でも危険があれば引き返す勇気が登山にも人生にも肝心という持論を語る。

感想・レビュー・書評

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  • クラーク国際高校校長著。三浦家の3世代にわたるチーム力による、最高齢エベレスト登頂の偉業の背景。
    晩年の経験則からの金言は、今の自分にとってタイムリーかつ1つ1つが非常に刺さる内容だった。
    めぐりあえた幸運に感謝の一冊。


    備忘録。自戒として。

    ・歳を取ったら半日仕事。半日だけ動けば少しでも前進する。残りの半日は休養と遊びを楽しみ読書や音楽を聴くなどのんびりと過ごす。疲労を残さず歩く。「セルフ半ドン」という考え方。
    ・引くことで前進できる。命あればこその成功だ。チャレンジに完全な失敗なし。無理は冷静を失わせる。
    ・ゆっくり少しずつ高所に慣らしていくことで、体が低酸素環境に順応していく。環境を変えられなければ、自分が変わる。
    ・やりたいことを見つけたら、躊躇せずその時できる範囲で始めればいい。
    ・人生は遊びの要素があったほうが長続きする。自分に合わないことをいきなり始めても、うまくいかない。ペースを知り、目標を見据えて進むべし。
    ・上りが苦しいほど、一筋の光のありがたさを感じる。
    ・生かされているだけで贅沢。
    ・自分のことは自分がよく知っていると思うのは傲慢。任せることで相手のスキルが磨かれる。分からないことは相談し、相手が解決方法を持っているならどんどん任せて良い。代わりに感謝とその誠意に応えることは忘れるべからず。
    ・心身は表裏一体。どちらかがバランスを崩せば、もう片方も必ず痛みを訴え出す。シグナルを見逃すべからず。
    ・慣れていても準備は徹底的に。
    ・自分の世界は小さい。人生別の世界があると思うと今の世界でも頑張れる。
    ・これは無理だ と思ったら、一度引き返し休むことも必要。高所順応。あえての引き返しはもったいないことではない。経験が残る。
    ・考え事をするときは体を動かし、掘り起こされた直感に従う。
    ・心を壊してまでやり続けることなどこの世にない。好きで始めたことでも、一旦離れてみたらいい。心の回復後に新たな道が見えてくるはず。柔軟性。
    ・子どもには学校だけでは学べない経験・冒険を。無理強いでも放置でもなく。
    ・家族で得意分野を出し合い、チームを組む。アウトドアは良い。家庭を顧みず好き勝手をしていると見抜き、親を信頼しなくなる。
    ・人を動かすのは人。「最近どうしてる?特に用事はないけど、元気かなと思って。」ミズノの元会長、水野健次郎氏。声のぬくもり、友人の貯金。
    ・頭に浮かぶ仲間は今の自分にとって必要な人かも。
    ・若者が安心して成長できる場を作る。若者から学ぶ。
    ・今の自分に必要ないモノ、人とは距離を置く。身軽に。
    ・怪我や病気は普段の生活に感謝できるチャンス。
    ・人は人、自分は自分 やや図太いくらいで生きないと、生きていることが面倒になる。一度きりの自分の人生を大切に生きる。
    ・あせらず、自分のペースであきらめず。失敗挫折が多いほど体力がつき、知識が広がる。
    ・歳を取ることは進化し続けること。楽しんで。

  • やり遂げる人が書くからカッコいいのであって凡人が書いたらただの鼻につく話。
    何かをやり遂げるということは、色んな価値がくっついてくるということ

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著者プロフィール

プロスキーヤー・冒険家

「2019年 『三浦雄一郎 挑戦は人間だけに許されたもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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