逃亡刑事

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569837017

作品紹介・あらすじ

刑事殺しの容疑をかけられた千葉県警の高頭冴子は、彼女の無実を証明できる目撃者の少年を守りつつ逃げる羽目に。緊迫のミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 組対刑事殺しの濡れ衣を着せられた千葉県警のアマゾネス刑事班長冴子が、刑事殺しを目撃した8歳の少年を連れて逃避行する。その少年猛も訳ありの子で、冴子との交流が泣かせる。冴子を助けることになるヤクザの山崎とのやり取りも面白い。潜伏先の大阪で捕まってしまったあとの脱出も物凄い、というか痛快だ。このアマゾネスだが、正義感もあり、普段は表に出ない情も厚い。続編を読みたいが、どうだろうね。山崎は、「ヒートアップ」で重要な登場人物として出てくるけどね。

  • 警官殺しの濡れ衣を着せられた女警部と。
    唯一の目撃者である8歳の少年の逃避行。
    真実は県警を揺るがす大スキャンダルへと…。
    描写はかなりスリリング。読んでいて緊張感が伝わっていきます。
    中山作品ではお馴染みの宏龍会のあの人も深く関わっていきます。
    全体的に中山作品にしては展開が少し雑だったかな。
    最後もすごいドタバタして終わった感じ。
    登場人物個々は魅力的だったけど。
    自分的にはイマイチだったかな。

  • 殺人事件を目撃した子供と県警のアマゾネスと呼ばれる高頭刑事が、殺人容疑をかけられ逃げながら戦うお話。

    高頭冴子さん...惚れました(╹◡╹)♡
    身長180㎝あって超強くて美形で、キャラの想像つきませんが男前な感じっ♫

    チョイチョイ他作品で見かける宏龍会No.3山崎さん大活躍‼︎
    逃亡先の大阪A地区での心温まる触れ合いと大立ち回り、なんと迫撃砲が...

    ミステリって感じではなくエンタメです。
    こーゆーの大好物です笑

  • 「アマゾネス」の異名を持つ刑事・高頭冴子は、
    刑事殺しの容疑者になってしまう。
    彼女の無実を証明できるのは、なんと8歳の少年だった───

    目撃者の少年を守りながら逃げ回るうちに、冴子に芽生えてくる女性の部分というか、変化が良かった。
    賢い少年と、子どもにどう接したらいいのかわからず振り回される大人の話は大好物です。

    労働者の町A地区に暮す佐古ジイとセンセイもとてもいい味で。
    警察署の襲撃方法に度肝を抜かれた。
    「地震か??」まさか?これは想像を超えた(笑)

    御子柴弁護士の名前が出た時には、もしや?と期待してしまいましたが。

    養護施設の虐待問題はどうなったのか?など、少しモヤモヤは残りましたが、
    スピーディな展開で面白かったです。

  • 女性の刑事は大概、大柄で行動力、攻撃力、思考力抜群でこの話の冴子さんも例外でなく、ぶっ飛んでます
    ある時間を目撃した、8歳の子と逃げる事になった冴子さん
    とんでも無い所に逃げ込んで、反撃を開始
    最後はこんなのありって

    テンポよく読めました

  • 中山七里先生、面白すぎです。
    殺人事件の濡れ衣を着せられて、少年と逃げ続ける。
    女とは思えなく、自分より大きい男を殴り倒す。
    読んでいて気持ち良かった‼️
    そして結末、大どんでん返し、最高に気持ち良かった‼️
    続編を読むのが楽しみ。

  • スカッとした終わり方でよかった。
    テンポよく読めた。

  • 1.5倍速でドラマを見たような…。これを疾走感というのはどうかと。
    情景描写を排して締まった感じにしているわけでもなし、中途半端に刑事と少年の間に流れる情。あげく、迫撃砲がとんでくる。
    敵には敵の矜持がある、…のか?ないのか?またしても中途半端な。
    最後に黒幕が登場…が、これも中途半端に。
    立ち話で終わり!?
    書きとばした感がすごい。悪い意味で。

  • 力強い女性って魅力的。
    子供を連れてこんなにグイグイ行動できたらすごいな。

  • スピーディーな展開で目が離せない。人物描写も素晴らしく、悪役にほんとうにムカついた(笑) 本を読んだのに刑事ドラマを見たような感じがする。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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