悲しみを力に ダウン症の書家、心を照らす贈りもの

  • PHP研究所
4.00
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569845098

作品紹介・あらすじ

二度の流産を経て、41歳でようやく授かった命。ところが、帝王切開で生まれてきた娘はダウン症だった。将来を悲観して殺してしまおうと何度も思った母。娘の存在を肯定できるまで5年の歳月がかかった。
娘は小学5年生になると普通学級から特別な学校に転校となり、不登校に。このとき習わせたのが書だった。泣きながら「般若心経」を書く日々。書は上達したものの、母は娘を書家にするつもりはなかった。ただ、20歳の誕生日に一度だけ個展を開くつもりだった。それがいまや世界で個展を開く書家となった。
本書は、月刊誌『PHP』の好評連載「魂の筆跡」をまとめたもの。一人暮らしを始めたことに対する母の不安をよそに、近所づきあいを楽しみ、「街の魔法使い」とまでいわれるようになった娘。ダイエットのためにジムに通いつつも甘いものを食べてしまう娘。
煩悩も欲もない無心の天使が繰り広げる「愛と微笑みの世界」に読者を誘うエッセイと書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 翔子さんの書を見ると、元気が出る。
    お母さまのポジティブな考え方が素晴らしい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1985年誕生 。東京都出身。5歳から母の師事で書を始める。 20歳、銀座書廊で個展。その後、法隆寺、東大寺、薬師寺、延 暦寺、中尊寺など各地の寺院などで揮毫・奉納を行う。 NHK大河ドラマ「平清盛」揮毫。国体の開会式や天皇の御製を揮毫。紺綬褒章受章。日本福祉大学客員准教授。文部科学省 スペシャルサポート大使。東京2020公式アートポスター制作

「2021年 『日めくり 金澤翔子の書 祈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

金澤翔子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×