50歳からの逆転キャリア戦略 「定年=リタイア」ではない時代の一番いい働き方、辞め方 (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2019年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569845586
作品紹介・あらすじ
安易に転職・早期退職する前に今の会社でやっておくべきことがある! 「一生イキイキと働ける自分」になるための考え方と方法論を指南。
感想・レビュー・書評
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人生100年時代と言われている中、定年=リタイアという時代ではなくなってきた。自分も50歳を超えて、本書のやり玉に挙げられているバブル入社世代のサラリーマンだ。定年まで勤め上げるという選択ではなく、働きながら第二のステップの足がかりをしっかり作り、50歳代で軸足を移すこともできると本書は提案している。
自分は、何に喜びを感じているのか?
得意なことは何なのか?
今から始められることはなんだろう?
など、自分を見つめ直して、戦略を持って主体的に働きかけよう。
さすれば、自ずと道は開ける。
と、元気ももらえる本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リクルートの元名物編集長の本。大企業にしがみつくのは難しいが、無鉄砲な起業の前にまずは社内の副業で力を試すべき。人生が残り1年なら本当にやりたいことは何か?というのを考えるべき。正直やりたいことなんて今更ないと思ってたが、自分を見直すきっかけになった。名刺や肩書きで付き合える人を増やさなければならない。
知覧の特攻隊のエピソードはぐっときたので、自分も人生をもっとエキストリームに生きたい。 -
昨今は早期退職や独立を進める風潮にあると感じますが、50歳という年代にあって、「定年まで我慢する働き方」でもなく「早期退職」でもない、第三の道として、自らのキャリア自律を提唱した一冊。
キャリア論は、若手のイメージも持ちがちですが、人生100年時代を迎え、自らのキャリアを考えるのは、いつだって重要であることを再認識できます。これまでの経験や実績などを踏まえた、現実に沿ったキャリア論です。現実的で無理のない内容になっており、今後の働き方をそうするか見直すきっかけになると思います。
▼キャリア自律とは、平たく言うと、上司や会社の指示・命令に耐え続けてきた職業人生ではなく、自分のキャリアのハンドルを自ら握る人生を歩むこと
▼ミドル・シニアにとって働きがいを考える上で、多いに参考になる映画:ロバート・デ・ニーロ主演「マイ・インターン」
▼自律型人材になるための6つのステップ
①キャリアビジョン構築
自分がやりたいことを明確にする
②マインドセット
給与・肩書きから働きがい重視に自分の価値観を軌道修正して、主体的に行動できるマインドを養う
③相場観・市場理解
会社の外に目を向け、自分の市場価値を正確に把握する
④自己認識・強みの棚卸し
社外でも通用する自分の強み・鍛えられていない弱みを整理して正しく認識する
⑤キャリアプラン・腕試し
第二の職業人生でやりたいことを実現するための具体的な計画をたて、トライアルとなるアクションを起こす
⑥強みを補強する
⑤で得た気づきをベースに、社内での実務、社外での学び直しを通して強みを研磨してより強固にし、弱みを補強する
▼ミッション・ビジョンを考える「ぐるぐる質問」
①これまでの人生を一言で表現すると、どんな人生でしたか?
②もっとも残せたと思える業績、自分なりの成果は何ですか?
③最もつらかった仕事の経験は何ですか?
④最も楽しかった経験は何ですか?
⑤印象に残る「身近な人から言われた言葉」には、どんなものがありますか?
⑥あなたは何をするのが大好きですか?
⑦自分の人生があと1年だとしたら、どのようなことがしたいですか?
⑧自分の墓標に刻みたい言葉は何ですか?
▼キャリア自律に向けて自問自答したい7つの質問
キャリアビジョン構築
Q1自分の人生があと1年だとしたら、何をやりたいですか?
マインドセット
Q2なぜ、その「やりたいこと」に挑戦しないのですか?
Q3やりたいことができない本当の理由は何ですか?
相場観・市場理解
Q4名刺がなくても付き合える社外の知人は何人いますか?
自己認識・強みの棚卸し
Q5会社の外でも通用する「自分の強み」は何ですか?
キャリアプラン・腕試し
Q6その強みを磨き、不動のものにするためには何が必要ですか?
強みを補強する
Q7今のうちに何から始めますか?
<目次>
第1章 まだ辞めてはいけない人たちーもしいま早期退職したらどうなる?
第2章 「お金、肩書き」から「働きがい」へー人生後半戦のキャリアの考え方
第3章 会社は「学び直しの機会」に溢れている!-辞める前にできることはまだまだある
第4章 50歳からの働き方を変える「7つの質問」-筆者・前川孝雄の七転八倒体験から人生後半戦の働き方を考える -
雑誌The 21で紹介されていたので読んだ。この手の本は、会社で先が見えてる人はやりたいことを見つけて辞めて独立しなさい、かと思ったら冷静に「”まだ”辞めるな」から始まってた。いつかは定年するんだし、会社は学びの宝庫というのも参考になった。
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会社は学びの宝庫、辞める前にできることはまだまだある。
納得。 -
タイトルに惹かれて読み始めたが、「大企業で働く男性会社員」のみを対象にした書きっぷりで、女性や中小企業従事者だってキャリア戦略考えたいんだけど、そこは置き去り?な気分。まだ途中なので最後まで読み進めますが、ちょっと不満。
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自分を見つめ直す良い機会となった。
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これまでの人生をひと言で表現すると、どんな人生だったか?
自分の人生があと1年だとしたら、どのようなことがしたいか
最も残せたと思える業績、自分なりの成果は何か
あなたは何をするのが大好きか
最もつらかった仕事の経験は何か
最も楽しかった仕事の経験は何か自分の墓標に刻みたい言葉は何か
印象に残る「身近な人から言われた言葉」にはどんなものがあるか
会社の外でも通用する「自分の強み」は何か
その強みを磨き、不動のものにするためには何が必要か -
準備期間、なるほどと思いました。