暗記がいらない世界史の教科書 本当の教養を身につける

著者 :
  • PHP研究所
3.07
  • (1)
  • (4)
  • (5)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 127
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569845692

作品紹介・あらすじ

細々とした人物の地名の暗記ではなく、各時代ごとの普遍的な特徴をつかんで、世界史全体の流れを把握するための画期的な一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「歴史法則」に則って世界史を俯瞰する本。ひとつひとつの史実だけを切り取っていると見えなかった共通点に気づかされ、はっとさせられた。

  • 大まかな流れを学ぶにはいい本だと思う。
    章ごとに当時の大まかな世界地図があり、それも理解に役立った。
    とはいえ、世界史は出てくる地名、国名などが多く、それに気を取られると難しく感じる。
    「歴史法則」だけを意識すると、大まかな流れがわかるため、1周目はそうやって読むのが良いかな?

    ただ一つ気になったことがあるとすれば、著者の主張も強く入っていること。
    歴史は解釈や切り口でだいぶ見え方が変わると思うから、この本だけを信じてはいけないと思った。

  • そこまで良いとは思えない。
    著者の偏見というか考えが思いのほか強い。

    一つ一つの些末な語句や年号を覚える前に、全体の流れを把握した方が理解しやすい、記憶しやすいというのは同意。

  • やはり、歴史は繰り返すのだなと実感。細々とした事象よりも、まず世界を大きくとらえることが大切なのだと思う。それにしても、ちょこちょこ入るカタカナ…本当にいらない…

  • 世界史を学びたい意欲が湧く一冊。ある程度初歩の知識はある前提で話しているなと思った。

  • 途中途中に歴史を見る上でのヒントが書いてあるのはいいと思った。
    但し作者が文章に熟語や慣用句を使いすぎて、全体的に文に簡潔さがなく、また一つ一つの固有名詞や出来事がどういうものだったのかという解説があまりない。所々にある作者の見解を見ると、少し日本人の視点に寄り過ぎていて、客観さが乏しい部分もあるように感じた。
    作者の「歴史はこう見る物なんだ」という思いが先走っていて、世界でこれまでどういう事件があって、どういう人がどんな影響を与えてきたのか、そういった世界の歴史を知識として得たいと思い、世界史の本を取った人には、不満が残るような気がした。
    歴史の知識ではなく、歴史から教訓を得たいと考えている人には、向いているかもしれない。

  • 教養として世界史を身に付けたかった自分にぴったりの本でした。理系の人など世界史をほとんど勉強したことがない人におすすめです。

    私が世界史を勉強したかった理由の1つに、「歴史は繰り返されている、だから未来を生きていく前に過去を知りたい」という感覚がありました。
    この本はまさに世界史の流れ、概念といった世界史を勉強することを通して自分が身に付けたいと思っていた部分をメインにとり扱っている本で非常に自分にあっていました。

    読みやすい本という点でもおすすめです。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

河合塾世界史講師。世界史ドットコム主宰。ネットゼミ世界史編集顧問。ブロードバンド予備校世界史講師。歴史エヴァンジェリスト。
1965 年、名古屋生まれ。出産時、超難産だったため、分娩麻痺を発症、生まれつき右腕が動かない。剛柔流空手初段、日本拳法弐段。立命館大学文学部史学科卒。
教壇では、いつも「スキンヘッド」「サングラス」「口髭」「黒スーツ」「金ネクタイ」という出で立ちに、「神野オリジナル扇子」を振るいながらの講義、というスタイル。
既存のどんな学習法よりも「たのしくて」「最小の努力で」「絶大な効果」のある学習法の開発を永年にわたって研究し、開発された『神野式世界史教授法』は、毎年、受講生から「歴史が“見える”という感覚が開眼する!」と、絶賛と感動を巻き起こす。
「歴史エヴァンジェリスト」として、TV出演、講演、雑誌取材、ゲーム監修など、多彩にこなす。「世界史劇場」シリーズ(ベレ出版)をはじめとして、『最強の成功哲学書 世界史』(ダイヤモンド社)、『暗記がいらない世界史の教科書』(PHP研究所)、『ゲームチェンジの世界史』(日本経済新聞出版)など、著書多数。

「2023年 『世界史劇場 オスマン帝国の滅亡と翻弄されるイスラーム世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神野正史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×