- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569845845
作品紹介・あらすじ
高校生棋士としてタイトル戦に挑戦する藤井七段の思考法、集中力の源泉を明かすとともに、50歳を超えて昇級した自身の秘密を公開。
感想・レビュー・書評
-
悔しがること、あきらめない心は一つの力、ポジティブな感情。杉本昌隆「悔しがる力」、弟子・藤井聡太の思考法、2020.2発行。①目標は記録よりも強くなること ②AI超えの棋士(人間の大局観、AIも使う現代棋士、AIは時間の節約)③居飛車の力将棋 ④勝ちに向かって最短を目指す。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
期待値を高めすぎてしまった感あり。
師匠である著者の話と、弟子の藤井聡太氏の話がミックスする形で師匠目線で語られる。
違和感は、章後にある藤井聡太氏の言葉。あくまで師匠が感じるというニュアンスだが、その言葉があったかな?とあくまで文中ではなかったものもあったように感じる。ファンなら分かるかもしれないが、そこまでではないので。
全く関係ないところで、気づきも得られた。
例えば棋士とプロゲーマーは似ているのではないかという仮説が浮かんだ。そのうち検証してみたい。例えば、好き、負けず嫌い、研究、人対戦、共同研究みたいなものなど。
そういう研究量や行動量があればいいとはいわないが、とはいえ苦にならない、好きであるということはやはり長所になりえると感じる。
期待値を高めすぎた感はあれど、
P.42の好調とは負けてもめげないというのは刺さった。
結局メンタルの変動があれど、リカバリやそのケアが出来るほうが引きずりづらく、次へやれる。このバランスもあるものの、勝負の世界でやっている人の感覚だなあと感じる。
機会があれば藤井聡太氏の書いたものを読みたいところ。
本書は、見開きページとタイトルがやや冗長となって、ストーリー性を感じづらいので最初から読む感じでなく、つまんで読んでいくと良いかもしれない。 -
サクサク読めます。が、サブタイトルにある「藤井聡太の思考法」と言うよりは、ほぼ杉本八段の思考法であると思いますが。
-
藤井聡太さんの強さの秘密よりも、師匠である杉本八段の心情や考え方の変遷が本書の大部分を占めます。年齢が幾つになっても周りの目を気にせず、一心不乱に努力することの大切さが学べます。まだまだ燃え尽きたくない人、若い部下の成長を支えつつ、自分自身も成長したい人にオススメです。
-
杉本さん自身が素晴らしい棋士であるのに、藤井さんの名前がサブタイトルに入ってること以外は素晴らしい本です
-
文章の丁寧さや分かりやすさに筆者の人柄がにじみ出ている。筆者が師匠だから、藤井聡太が藤井聡太らしく指せるのだろうと感じる。上司、親、先輩という立場の人たちにとって参考になるはずの一冊。
-
杉本八段の著者を読むのは2回目。
やはり、師匠の文章は読ませますね。ぐいぐい読み進めることができました。
本作は見開き2ページのワンテーマで区切っている構成で、より読みやすかったです。
師匠しか知り得ない貴重な藤井七段エピソードの数々は読んでいてとても楽しかったです。また、藤井将棋の真髄や師匠の将棋観は読んでいてとても勉強になりました。
冒頭がぐっとくるので師弟が大好きな方にはおすすめしたい1冊です。 -
悔しいと思う気持ち
諦めない気持ち
前に進む気持ち
大事な事がいっぱい記された
一冊でした