入門 「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのか 今さら人に聞けない天皇・皇室の基礎知識
- PHP研究所 (2020年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569846835
作品紹介・あらすじ
愛子様に即位してほしい人が80%! だからこそ知っておきたい、皇位継承と女性の歴史。次代を担う二人が、熱く説きます。
感想・レビュー・書評
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皇室には、男女平等の価値観が入り込む余地がないことがよくわかった
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部分読み。クセ強い。
2,000年の伝統があり、天皇があって日本があるため男系を維持するべき。理屈ではない。
女性天皇歴代8人だが男系でない天皇はいない。子は男系にならないため宮家へ継承。父親を辿っていくと初代神武天皇に繋がることが求められてきた。
イザナギ、イザナミによって大八洲国(日本国土)が誕生。
子のアマテラス(女・太陽の神)、スサノオが喧嘩して、アマテラスは岩屋戸に入り出てこない。→暗いから八百万の神が集合し、鏡(三種の神器)でアマテラスを引きづり出す。
スサノオは地上へ追放。地上は出雲のオオクニヌシ(スサノオの娘婿)が治めてた。アマテラスが天の神が必要と考え、孫のニニギを地上へ送る。ニニギのひ孫が初代神武天皇。 -
女性天皇と女系天皇の違いや、皇統の意味など。
かなり詳しい。 -
女性天皇・女系天皇容認論に対する理論武装を何段階かレベルアップさせてくれる本だった。
最終章のほうでは、皇室を通じた哲学的な話になったがとても面白く、自分的には保守とはどういう考え方は何なのかについて理解が深まったのが良かった。 -
「女性天皇」や「女系天皇」といった皇位継承論証に関する基本的な論点について論じられた著書。ゼロベースで分かりやすいがある程度知っている読者にはやや物足りない印象。必ずしもアカデミックな議論が中心ではなく、また根拠として引用されている部分も古事記や古代の天皇に関する部分はややとっつきにくい。他方この皇位継承論証に関する主要な論点は広くカバーされていると思われ、入門書としてはやはり良書。