- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569849775
作品紹介・あらすじ
●今の日本に足りないのは、誰もが納得する結論を導く決断力だ!
●どんな難題も迷わず決められる「決断の仕組み」とは?
●判断に悩むすべての人に役立つ橋下流・意思決定術を大公開!
38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任し、4万8000人の長として、大阪府の財政再建や都構想住民投票実施など、絶対に実現不可能だと言われた難題を実行してきた橋下徹氏。
その理由を、「どんなに正解がわからない問題であっても、組織やチームが納得できる決断をしてきたからだ」と語る。反対に、先の見えない状況に恐れをなして意思決定を先延ばしにすると、人や組織・チームの納得が得られず、何も実現できないと言う。
本書では、先の見えない混迷の時代を生き抜く「橋下流・意思決定術」を解説。ポイントとなる「意思決定に至るまでのプロセス」から、リーダーが自分のチームで活かせる「決断の仕組み」の作り方まで大公開。日々、正解のわからない問題に挑み、悩むすべてのビジネスパーソン、必読の1冊!
感想・レビュー・書評
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橋下氏の、歯切れがよく、わかりやすいメッセージ
・正解がまったくわからない 問題に取り組むのがリーダ
・リーダは自分の意見にこだわらない。調整役に徹する。
・組織やチームが納得するプロセスを踏むこと 「手続的正義」を貫くこと
限られた時間に、できるだけ多くの人間が納得できるように手続をすすめることが 決断力といっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手続き的正義の重要性について理解した。
現代社会をにリーダーとして生き抜いていくための心構え的なことが語られている。
元政治家かつ弁護士ならではの主張には腑に落ちるところが随所にあった。 -
正解の分からない、判断の難しい(51:49)問題に対しどのように決断していくのかという内容。組織論的内容。
実体的正義のように簡単に結論は付けられない為、手続的正義に則り判断権者が判断を行わなければならない。
政治に限らず組織のトップに必要な考え方だが、担当レベルからこの考え方を身に付けることは大切。 -
コロナ過のような前例のない中で、リーダーの決断力は一番求められる能力かと思う。コロナ過の中ででは政治家だけにフォーカスされているが、政治家だけではなくビジネス、組織の中では一番重要な力だど思う。
その決断した結果、正しく導くことがでいなければ、できないリーダーだと思われる。その考えがリーダーの決断力を鈍らせる。
そんな中で『プロセス』が大切だと説く橋本さんは流石だ。
一番明確だしわかりやすい。組織に属する人が読むべき本だと思う。 -
決断力。最も自分に欠けた能力と思い購入。
橋本さんの著書はシンプルな考え方に基づくものが多い気がします。
大阪市長や知事時代の様にトップに立つものにやっくる課題は、決して簡単なものでなくて50対50で意見が分かれるような正解のない問題ばかりだという。そこで考えられるのが実態的正義と手続き的正義の考え方とのこと。2つの意見を直接戦わせることで決定のプロセスを示す手続き的正義が重要だと言います。確かに民主的なオープンな考え方かなと感じます。
ダラダラと何も決めないよりも、よりベターなやり方を選んだ方が良いのかなと思います。 -
論理的で腑に落ちる内容だった。
手続的正義は、企業では日常的に行われていること。しかし「議論」「公正な機会」が飛ばされて、決裁印による「納得(押し倒し)」が横行しているし、きっとそれは行政も政治も同じと思う。
計画性とスマートさが必須の手続的正義を避けてはいけない。急がば回れ、は真理なのよ、という話。 -
2021年 53冊目
「正解が全くわからない」問題に対して決断を下す。
そして、下した決断に絶対的な責任を持つ。
それが、リーダーの仕事。
本を読んでとても納得させられました。
橋下さんに特別な思い入れはないけれど、この本を読んでいるととても真っ当な事を言ってて、つい首を縦に振りながら読んでしまいました。さすが政治家。
要はちゃんとすると言うことなんだと思います。
何か選ぶ時は、なんとなくこれかな。じゃなくてちゃんと考えて選ぶ。
間違えた時は、バレなきゃいいや。じゃなくてちゃんと謝る。
凄く簡単だけど、大人になって色んなものを背負うととても難しくなってくる。
本当のリーダーには生半可な度量じゃなれないなぁ。
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著者の本は的確に明確に物を申すため、わかりやすい。
トラブル対処の章は必読。特に日大アメフトの話は面白い。 -
個人生活の上で決断するのに手に取った本だったが、組織のリーダーが決める為の本だった。納得できるプロセスを踏む事が大事。反対意見をあえて入れる。これからの組織のリーダーの見方が変わる本であった。