朱泥抄

著者 : 篠田桃紅

• PHP研究所 (2021年8月19日発売)

作品紹介・あらすじ

2021年3月、107歳で鬼籍に入った孤高の女性美術家・篠田桃紅。処女作『墨いろ』と並ぶ名作といわれた初期随筆『朱泥抄』を新装復刊。

感想・レビュー・書評

[sgcblさんの感想 · 2021年9月7日]

星が５つでは足りない。

[きかさんの感想 · 2022年4月16日]

鑑賞する文章とはこういうことか。
富士の情景の箇所などは、もしかしたら、
自分の目で実際に見るよりも深く、
ありありと味わえる。
読んでいるだけで、皮膚に場の空気感が
伝わってくる。
富士が見たければ、桃紅さんを読めばいい。

木が好きなので、木へんの章がまたたまらない。

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2022年2月9日]

昨年2021年3月に亡くなってしまった、書家で現代芸術作家でもある篠田桃紅さんのエッセイ。
日曜美術館で知り、気になっていた作家。
読んで完全には理解できない熟語が多数あるにもかかわらず、その文の美しさ、感性のみずみずしさに感動。
この感動は、高校生ながら背伸びして読んだ九鬼周造の「いき（粋）の構造」幸田文のエッセイ「木」を読んで以来。

書家であり、水墨の作品も多い作者だけに、墨と余白である白の関係性の記述は深い。
音叉の余韻にも似た静かだが心と脳に染み込む言葉の力が圧巻！

[こまきさんの感想 · 2021年12月22日]

美しかった!少し難しく勉強になる。

[adlibさんの感想 · 2021年11月15日]

　
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4569850413

http://linkis.com/booklog.jp/users/awa/gT009
──　篠田 桃紅《一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 20150408 幻冬舎》
http://linkis.com/booklog.jp/users/awa/ohddA
　
（20211109）

著者プロフィール

美術家

「2021年 『朱泥抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」