藤井聡太は、こう考える

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569855189

作品紹介・あらすじ

集中力、決断力、構想力、読む力……天才はいかにして考え、神の一手を導き出しているのかを、藤井聡太の師匠が明らかにする一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 自分、将棋は「3月のライオン」と「月下の棋士」読んだくらいの体験しかないんで。
    この本を読んでも、藤井名人の凄さはほぼ理解できませんでした。
    ちょっと、気分転換に外に行って泣いてきます。

  • 藤井くんのことを知りたいと思って借りた本。
    もちろん将棋の話です。あまり将棋に明るくないので少し難しかったですが藤井くんの考え方などがわかる本でした。

  • ●なぜ気になったか
    藤井聡太さん、ほんとすごい人が現れたもんだと心から思う。天才の彼を小学1年からみている杉本さんだからこそ感じていることがきっと書いてあるはず、それが知りたい

    ●読了感想
    そうだよなぁ、五十二歳の永世七冠羽生九段と二十歳の最年少五冠藤井さんのタイトル戦なんて、将棋の神様がみたかったのかなと思うくらいの奇跡。それに気づかされたことも含めて楽しめた

    #藤井聡太は、こう考える
    #杉本昌隆
    23/9/16出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 藤井聡太の思考法について師匠の杉本八段が書いた一冊。

    幼少期から彼を身近で見てきただけあって、彼の分析は的を射てると感じた。

  • 藤井聡太さんという人をもっと知りたい、と思って手に取りました。
    ・・・将棋の勝負や棋士のことが書いてあっても、具体的にどうすごいのか、じつはピンとこない、という例も多々あり(笑)。
    将棋や棋士に詳しい人ほどより楽しんで読めるかな、と思いました。

  • 藤井聡太八冠の師匠杉本昌隆八段による、藤井聡太の強さの秘密をスキルとメンタルの面から探る本書。

    あるインタビューで藤井は、「自分が強くなるために負けが必要である場合、(目の前の勝負に勝つのと)どちらを取りますか」と言う質問に対して、「負けを受け入れる」と答えていたという。
    目先の一勝よりも強くなることを優先する彼の将棋観は、対局での序盤からの長考の姿勢にも見て取れる。
    楽をせず将棋の真理を追求する姿、タイトルの数や記録に振り回されずより強くなることを唯一の目標とする姿はいつ見ても清々しい。
    将棋を楽しみ、ブレない目標を持つ、そんな直向きな姿が藤井聡太八冠の魅力なんだと改めて実感しました。

  • ざっくりまとめ

    ・強くなるため、血の滲むような努力をしてここまできたのではなく、好きという気持ちが自然と常に将棋のことを考えるようにさせている。

    ・相手を見ているのではない。相手に勝つのではなく、よい将棋がしたい。

  • 強い理由とは、常に将棋のことを考え、研究していること。
    そこには集中力、構想力があり、探求心がある。そして常に平常心を保っている。しかし、その姿は「努力」というものとは少し違うもののようだ。
    将棋が好きで、将棋と共にいることが幸せであるということの結果なのかもしれない。
    藤井氏本人の言葉をベースに師匠の杉本氏が実話と推測を交えて藤井総太の魅力を語っている。
    将棋だけではなく、生き方として学ぶことが多い一冊だった。
    才能があるのは勿論だが、とにかく将棋が好きであることが強い理由だと思う。
    藤井総太氏については推測して書かれている点も多い。間違いはないのだろうけど、やはり本人の言葉をもっと読みたいと思った。

  • 2023年の第八十一期名人戦で名人位を獲得した棋士の藤井聡太。
    師匠が初めて明かす、藤井流の「心の整え方」「頭の使い方』。

    キーワードとしては、
    * 純粋さ
    * 構想力
    * 集中力
    * 平常心
    * 探究心
    * 才能
    といった言葉が並ぶ。

    言葉通り受け止めるのではなく、これらの言葉で表現される藤井の「マインド」の状態をいかにイメージできるかがポイントであろう。

    例えば、構想力については、
    根底にずっとあるのは、最善手を追求する、・・・ための構想であり、勝つための構想とは異なるということ。
    最善手というのはいい将棋であり、人に感動を与えるもの、そうした棋譜を残したいということのようだ。

    そういえば、英語会の3年の時に "Crimes of the Heart" を作った時は、良いドラマを作れば優勝はついてくるといっていた。

    さらに、将棋は、AIと人間が比較されることの最も多い領域の一つだが、AIとの関係における将棋や棋士の可能性について、新聞記者から問われた藤井は次のように答えているとのこと。
    ・・・・・・・・・・
    「将棋の結論を知ることと将棋への理解を深めることは異なります。自分は結論を知りたいわけではなくて、理解したいんです。」
    そして、
    「棋士の価値は見る方が決めるものですが、自分は棋士の価値を信じています。そして客観的な「正解」ではなく、主観的な「良い手」を指したい。
    ・・・・・・・・・・
    これは、AIに人間の楽しみを渡さないという宣言だ。

  • 今週、同じようなことを言っている場面に3度遭遇。
    1. 本書で師匠の著者が弟子である藤井聡太にあれやこれや教えるのではなく、自分で考えさせること(彼はもともとそういうタイプだったとのだが)
    2. NHKの「プロフェッショナル」で少年野球の監督の辻さんが同じように、勝つためにあれこれ指示するのではなく、自分たちで考えさせる指導に変えたと。
    3. 朝ドラの「ブギウギ」で、両親が進路について自分で考えて選んだことを、自分たちの選択が正しかったと思っていること。

    本書は、藤井聡太の師匠の著者が、彼の構想力や集中力などについて、小学生の頃からのエピソードを織り交ぜて、身近にいるからこそわかる彼の考え方、頭の使い方などを語る。
    将棋の世界ばかりではなく、ビジネス界での仕事への向き合い方、更新指導方法などについても参考になると思う。

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著者プロフィール

棋士

「2023年 『藤井聡太 勝者の頭脳(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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