- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569856452
作品紹介・あらすじ
夏目漱石の孫である著者が綴った、漱石とその一家にまつわる随想録。当時を知る肉親が「あえて遺したい」という文豪の実像とは――。
感想・レビュー・書評
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わずか10年の間に作った作品が
100年後も読み続けられている夏目漱石。
いままで何度も何度も読もうと思いながら
次々新刊に誘惑されてしまう私……
末利子さんお薦めの『道草』『行人』『彼岸過迄』
そこから読もうかと思いながら
その前にどうしても読みたい本が出てきてしまいました!
誤解を恐れずに自分勝手にメチャ大雑把に強引に言うと
夏目漱石の門下生のなかに(漱石の死後ですが)
『こころ』の「K」と「先生」みたいな人がいて、
2人は自殺はしていないけど
それぞれにその件に関する小説を書いている!
「お嬢さん」は夏目漱石の娘で末利子さんの母です。
何をおいてもその作品を読みたくなるでしょう?
夏目家の皆さんの当時とその後
非常に面白かったです。
末利子さんには、まだストックがあるようなので
どんどん書いてほしいです。 -
漱石のお孫さんの回想録です。夏目家周辺の諸事情を、 お母様が語られたことを含め 書いておられます。身内への愛や敬意が感じられます。弟子の皆さんは残念な方々が多かったような? 「夏目家の糠漬け」が良かったかな。
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(借.新宿区立図書館)
基本的に過去の作品を収録。テーマごとに並べなおしたもの。したがって半分近くが再読。とはいえ興味深い内容であり、個人的に忘れている(年のせいですね(-_-;))内容も多いので再読してよかったかも。