怪談喫茶ニライカナイ (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 473
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569900650

作品紹介・あらすじ

「貴方の怪異、頂戴しました」――。怪談を集める不思議な店主がいる喫茶店の秘密とは。東京の臨海都市にまつわる謎を巡る傑作ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 最初の方は1話ごとに話が完結していたけれど、後半は次々と新事実(この町の秘密)が出てくるばかりで、解決には至らず。
    結局この1巻では大したまとまりもなく、主人公・雨宮が決意を固めて終わった…。
    最初からシリーズ前提なら1巻とかいう表記がほしかった。

    怪異にあった人が喫茶店にたどり着いてヒントをもらって、怪異(原因は自分にある)と向き合う。

    舞台や雰囲気は不気味…。

    喫茶店の店主・浅葱に助けてもらったことは分かるけれど、それにしても雨宮が浅葱を助けたいと、そこまで入れ込む理由がいまいちわ分からず…。
    もやもやする。

  •  登場人物に魅力があるのに、描写が少なかった。序章なのかもしれないが……。
     全体的に都合良く話が進み、アニメの様な展開に感じたが、世界観は整理しやすく、情景も浮かんでくるので、とても好きな作品になった。
     都合の良さもありだな。怪談は説明しづらいのでそうしたってのもあるか⁇
     アニメと実写どちらでもいけそうだけど、どちらかといえば、実写のほうで。
     浅葱は男でも女でもないようなところに愛着が湧いた。
    ストーリーは短く感じたな……。

  • ホラー要素がどんどん薄くなっていくのが残念、
    民俗学の要素を広げすぎたかも。
    一話二話は現代ホラーだけど、
    それ以降はがっつり伝承文学系。

    ニライカナイは謎のままでも面白かったのになーとおもう。

  • 主人公は外見がカッコいい設定だけど、特にカッコいいとも思えない。キャラクターに好感が持てない。

  • 怖かった、ゾクゾクした、おもしろかった………
    死者を想う人たちの気持ちに囚われる浅葱、受け止めるのも辛いし自分が出れないのも辛いだろうなあ

    最後駆け足だったのが残念、続編とかあったら読みたいなあ

  • この表紙ならどうせラノベ、怪談と言ったってそう怖くはないだろうとナメてかかったら、最初の怪異はそれなり以上に怖かった。ひとり暮らし、深夜にドアノブがガチャガチャ鳴って、ドアスコープから覗いたら人の気配なく真っ暗、でも廊下には灯りが点いているのに真っ暗は変、向こうからも誰かが覗いているということ!?って、今こうして書いていても寒気がゾワ~っ(笑)。でもそこから先は震え上がることもなく落ち着いて読めます。怪異の正体は「向き合うことを無意識に避けていた自分」というのがいい。

    謙虚に見える主人公が、この世の者ではない喫茶店の主から「浅葱と呼んでください」と言われてホントに「浅葱」と呼び捨てにするのはどやねんと思わなくもない。怪異に悩まされていた彼らが浅葱に救われ、ひとことお礼を言いたいと一致団結するからこそ、なんで最初から偉そうに呼び捨てなの。まぁいっか。やっぱりラノベ、こう暑くては重い小説を読む気がしないときに○。

  • 豊洲近の不思議話。東京によくある、そのまま取り残されたようなちょっとした場所同様、何故かリアルな怖さを感じる。綿津岬と「浅葱」の関わりの謎が気になる。

  • 人間の悪夢が怪異となってこのようになるとは…
    まさかの結末が待っており

  • それなりに面白いんだけど、登場人物に魅力が足りない気がする。
    話の展開が早いから、読みやすくもあるんだけどちょっと勿体ないかなぁ。
    ちょっと、いろんなことが唐突に感じる。

  • 全編怪談を語るのかと思ったらそういうわけでもなく
    そこは少し残念
    ニライカナイに訪れる人が増えるとチーム雨宮のメンバーもどんどん増えていくのか…?
    と思うともしかしたら次巻の怪談話はもうないのかも知れないとも
    ただ民俗学も好きなジャンルではあるので、そっちに切り替えて楽しもうと思う
    雨宮の浅葱への執着はちょっと怖い

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著者プロフィール

作家

「2023年 『怪談都市ヨモツヒラサカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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