- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569901152
作品紹介・あらすじ
忽然と姿を消したかつての人気役者が祇園に現れたわけとは? 祇園の甘味処に集う人々の哀歓を描いた人情物語、急展開の第三巻。
感想・レビュー・書評
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本当にこのシリーズが好きで全部読んでる。
京都が好きな人。
人情のお話が好きな人にオススメです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(ブックデータベースより)
かつて一世を風靡しながら、不慮の事故で行方を晦ました歌舞伎役者が、十五年ぶりに京都に姿を現した理由とは。
茶会の準備で老舗和菓子屋の女性が見せた「おもてなし」の神髄。
ようやくお店出しが決まった舞妓に思わぬ事態が……。
祇園にひっそりと佇む一見さんお断りの甘味処「もも吉庵」を営む元芸妓・もも吉と、そこに集い、慎ましくも誇り高く生きる人々の哀歓を描いた連作短編集。
シリーズ第三弾。
文庫オリジナル。
令和4年9月4日~5日 -
2021.8th
今作も良かったですね!また続編出ますように!
この作品を読むといつも京都に行きたくなる(´∀`) -
元芸妓、もも吉さんの粋と心配りが
素敵で、好きな作品のひとつ。
そして、もも吉さんがおっしゃる
「頑張る」と「気張る」の違い…耳が痛い。
花街で挨拶のように使われる「お気張りやす」。
頑張るとは、我を張る、独りよがり。
気張るとは、周りを気遣って張り切る
ここに、惹かれて手に取った本。
私はついつい「頑張る」になってしまう。
さりげなく気張れるように努力しようっと。 -
個人的に、1、2の方が好き。
名古屋弁、かなり違和感ありました(笑) -
「お気張りやす」な話はとてもいいんだけれど
良い話でしょ?が鼻につくようになってしまった。 -
震災で親を亡くした奈々江が、又フラッシュバックを起こして声が出なくなってしまった。デビュー間近だったが、周りのフォローのお陰で無事お座敷にあがれたが、そのデビューで一悶着ありどうなるかヒヤヒヤしましたが、無事にデビュー出来て良かったです。声も早く戻ると良いなぁ。
心根が優しい朱音が茶道の家元の嫡男に見初められて、ほんわかしました。副店長の若王子の野心家なのが鼻につきましたが、朱音の思いやりの心が他の人にも伝わってホッとしました。きっと良い伴侶になりそうですね。