京都祇園もも吉庵のあまから帖4 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569901572

作品紹介・あらすじ

京都南禅寺のホテルで無銭飲食をしようとしていた男を見たもも吉は……。祇園の甘味処に集う人々の悲喜交々を描くシリーズ第四巻。

感想・レビュー・書評

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  • 今回もホッとするいい話が満載!
    「人は信なり、人は仁なり」
    いい言葉です…。
    次も楽しみですね。

  • 1話目の、隠源さんのお話がとても良かった。
    「こだわりがないことはお釈迦様の大切な教え。欲やこだわりを捨てることが悩みを解決する一番の方法」
    みんな、悩みの根源って一緒なんだなー。

    京都や着物や和菓子の魅力もたくさんで、華やかな気分も味わいつつ、ほろっとさせられたり、ほのぼのした気持ちになれたりする、このシリーズ大好きです。

  • 内容(ブックデータベースより)

    京都・祇園の片隅にひっそりと佇む甘味処「もも吉庵」。
    店を営む元芸妓のもも吉の、趣向を凝らした麩もちぜんざいと人柄に惹かれ、お客が今日も訪れる――。
    楽しいはずの修学旅行で、終始沈んだ表情の女の子が抱える事情とは。
    病のため職を失った男が起こした、思いもよらぬ行動。
    声を失った舞妓と、駆け出しの料理人の淡い恋。
    ――古都の風情と、花街に集う人々のひたむきに生きる姿を描いた人情物語。
    朝日新聞、読売新聞、中日新聞、夕刊フジ、MBSラジオ、雑誌「ダ・ヴィンチ」……、各メディアで話題の人気シリーズ第四弾。
    文庫オリジナル。

    令和4年10月28日~29日

  • 2021.17th
    既に恒例のシリーズになってきた本作。次はテレビドラマ化に期待(^^)
    やっぱりこの作品を読むと京都に行きたくなります!

  •  今回はカップルが色々誕生しそうでお気に入りばかりでした。

     桔梗流の若旦那が朱音に惚れ込んでいるのに、当の本人である朱音があまりにネガティブな性格でヤキモキでしたが、若旦那の姉の楓さんに認められてホッとしました。確かに人によっては鈍臭いとイライラするかもしれないけど、朱音の良さは判る人には判るので、若旦那の見る目は確かですね。

     板前見習いの拓也と震災で身寄りが亡くなった舞妓の奈々江も可愛かったです。お互い心に傷を持っているけれど、拓也の母に対する誤解が解けて良かったです。二度と会えなくなるかもしれないと言うのを一番解っている奈々江だからこそ、拓也に響いたんでしょうね。まだまだ未熟な2人だけど、これからが楽しみです。

     そして、まさか美都子が隠善の事を気にかけるとは!弟ポジションっぽかったのに、これは期待大です。

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著者プロフィール

作家・小説家。「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表として、「思いやり」でいっぱいの世の中をつくろうと、思わず人に話したくなる感動的な「いい話」を探して東奔西走中。その数は数千におよぶ。著書にベストセラー『No.1トヨタのおもてなしレクサス星が丘の奇跡』、『5分で涙があふれて止まらないお話』『毎日が楽しくなる17の物語』(ともにPHP研究所)他多数。新聞・雑誌・Webなどでほぼ毎日「いい話」を連載中。

「2020年 『101人の、泣いて、笑って、たった一言物語。世の中捨てたもんじゃない!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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