- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784572004642
作品紹介・あらすじ
結婚が趣味の母親、頭の良い異父姉妹…。女ばかりの家族の中で馬鹿にされ、大人を信用できない14歳の少年チャールズ。夏の日、顔半分に火傷を負ったと出会い、現実を見つめ愛を恐れずに生きていくことを知った。中学生から。
感想・レビュー・書評
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これ以上はない。
この作者の著書は50冊以上あるのに、どうして日本語訳されたものがこの一冊だけなのか理解できない。
悔しすぎて英版集めるって決めた。 -
何からも自由でいられるが、自分の行為の結果からだけは自由になれない。
真理すぎて、身に染みる。切なくも真摯で爽やかな青春小説です。
妹のメグがいい子。みんな目なんか見えなければいいのにね、本当に。ルッキズムにどうしてこうも苦しめられるのか、透徹してる少女の素直な言葉が刺さります -
児童小説ではあるが大人も読める一冊。
家庭に居場所のない14歳の少年が、窮屈な家を出ていくために奮闘していく話。
思春期真っ只中の繊細さや、心の座りが悪くて落ち着かないさま、身を湯だらせるような激情の後の、何もかもどうでも良くなってしまう空虚感など。痛々しい感情に振り回される様子に覚えのある人は、かつての自分に重なって読み進めてしまうのではないかと感じた。
話運びのボリュームバランスが良く、思わず泣いてしまうシーンがあったり、爽やかさを残す読了感。 -
児童書。外国特有の言い回しや考え方につまるところはあったが、興味深く読めた。
主人公の姉が、主人公に辛く当たったり、姉自身も父親から悪戯されたり?
主人公と先生が比喩ではあるが一晩を過ごしたりと、児童書だが重いことが書かれていた。 -
児童文学です。
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頭が鳥籠の男の表紙が印象的。苦くも優しく、爽やかな本…かと。(yaz_shigooo03)