- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575234619
作品紹介・あらすじ
『半落ち』の著者が照らし出す「人間」と「犯罪」。
感想・レビュー・書評
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いつもの警察ものとは違って、いろんな人物像からの視点で書かれた短編集。
物事には現実の先にいつもこのような真相が隠れているかもしれないと思うと、恐ろしくもあり、興味が湧いてくるかもしれない。
特に「他人の家」のストーリーが気に入りました。 -
横山秀男の警察小説ではないミステリー短編集。色々な人生があって身につまされる。
特に最後の「他人の家」は、一度過ちを犯したばかりにずっと回りから疎んじられ、罪を償い続けなくてはいけない様が悲しい。その夫婦が養子になり住む家を手に入れて、親切な老人が亡くなってから、最後に老人の親切の意味を知ることになる。 -
重い話の短編集。
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4.0点 -
横山さん、短編集。
外からは見えない、実は、、、という話が五つ。
その思いがけない裏側に引き込まれます。
読む側を、あの手この手で不安にさせるのうまい。短編集なのに、一つ読むだけでかなり神経消耗してるのわかります。
しかし、やみつきになります(^^;; -
帯の「この手だけはずっと繋いでいたい」が突き刺さりました。衝撃的な転がある短編5編、でもその中には救いがあるのかな。ものの見方を変えるとよくも悪くも真相の中に見えてくるのかも知れません。
できれば縁遠くあってほしい事件にかかわった人物の心理が、よく描かれていて引き込まれました。 -
相変わらず、読むのにエネルギィが必要。
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〈内容〉犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。──息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」、選挙に出馬した男の、絶対に当選しなければならない理由「18番ホール」など、事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録。人間の心理・心情を鋭く描いた傑作短編集。