神なき国の神々

著者 :
  • 双葉社
3.08
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本棚登録 : 32
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235081

作品紹介・あらすじ

神も言祝ぐ時代小説傑作集、「武智麻呂の虫」「与一」「敢えて銘を刻まず」「勘弁ならねえ」「狐落とし」「私はひばり」の6編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 最初の『武智麻呂の虫』に怯み、読むのを止めると勿体無い本です。
    『武智麻呂の虫』の下世話さ下品さ、言葉の遣いやリズムの変化に面食らいましたが二作品目からはぐんぐん引き込まれました。
    『敢えて銘を刻まず』の諦観、『勘弁ならねえ』の人情の篤さがずっしりと響きました。

  • 短編集。奈良から昭和まで、時代も人物も多彩。
    少々手強い部分もあったけれど、どこか癖になりそうな味のある文章でした。
    面白かった!

  • あたま数ページで断念…。

    藤原不比人の子孫たちの話のようでしたが、あまり歴史に明るくないため、断念…。

  • 装丁とタイトルが好みで借りた、初読みの作家さん。平安時代の藤原家、壇ノ浦の那須与一などを題材にした歴史物短編集でした。
    ……これは、好き嫌いが分かれる作家さんだろうなああああ!!!
    漢文調(歴史小説調とでもいうのか?)と現代文が絶妙にブレンドされた非常にテンポよく読める文章が、読んでて快感!個人的にとても好きでした。
    でもね、下品なんだわ~~~~。下ネタ多すぎ。
    本格時代小説と見せかけての下世話な展開が、ある種の人には受け入れられまいと。
    私は好きなんでとりあえず★4つ。
    でも作家さんへの評価はもう1冊ぐらい読んでから判断したいと思います。

  • 何年も前に本屋で見かけてからずっと読みたかった

  • 表紙の美しさに惹かれた一冊。
    神が居ない国、日本。
    そこに生きる人たちは基準を持たないために時折ぶれる。
    ぶれるから、揺るがないように自己を強く持つ。
    それをカリスマと呼ぶ。
    一話目結構えげつないけど好きです
    最終章はちょっと切ない。。

  • 4日初見。     

    ・『敢えて銘を刻まず』以外は印象に残ってないな。残ってても好きじゃなかったり。全体的に嫌いな作風でした。

  • 装丁:松昭教

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