無傷の愛

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 63
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235500

作品紹介・あらすじ

事件当事者たちの口から出る"ここだけの話"。それぞれの言い分は食い違い、怪異の実相は、その都度あらたな顔を出す。恐怖の底なし沼、十篇。

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで読んでやめた。短編集。取り立てて特徴もなく、淡々と読める。

  • 苦手だが最後まで読んでしまった…確かに読ませてしまう面白さはあるかもしれない。
    登場する人物、一人も普通さを感じる人が居ないし、クセものそれぞれの主観で語られるお話だから、怖いに決まってる!

  • 事件当事者たちの口から出る“ここだけの話”
    それぞれの言い分は食い違い・・・人間が人間を語って、この世の地獄・・・(帯文)

    異常な性愛なのか。それとも精神的に病んでいるのか。愛の形は色々あるけれど、どれも変態と言える形の愛。しかし、それぞれ違った話であるのだろうが、どれも同じような感じで読んでいて分からなくなる。
    全く心に残らない。

  • ちょっとグロい表現が出てきますので、苦手な方はご注意を。 志麻子さんのお得意の毒を孕んだ短編集です。 短編ですがコロコロと展開が変わり、飽きさせませんし意外な結末も待っています。 しかし出てくる人皆自尊心が強い。 そこに自分を重ね合わせてちょっと背中に冷たいものが走る気がしました。

  • 暗くて気持ち悪いので読むのをやめた。20130529

  • 一つの事件を違う視点で切り取って繋げていく書き方をしている。
    基本的に陰鬱で暗い雰囲気、エログロ的嗜好アリの岩井ワールド全開。
    事件の核心にもじわじわとしか近寄っていけず、やきもきしながらどんどん物語に絡め取られる感覚が心地よく、怖い本。

  • それぞれの話が、「部屋」という題名で統一されているところが、個人の内面世界に引きこもり客観性を無視して生きている登場人物たちの様でした。
    淡々と綴られていく語りは、一見客観性を持ち、自分と他人や社会との境界が明確に理解できているように感じさせますが、読み進めていくとその語りは全くの主観でしかなかったというところに不気味さを感じます。

  • たいがい怖い志麻子さんの作品なので覚悟して読み始めたけど…やっぱり怖い。
    夜に読んだのを後悔…割と好きなんだけどな~
    志麻子さん自体興味深いし…

    偏愛と憎しみは似てるみたいです。

  • 短編小説集。
    作者のテレビでみる毒舌キャラが好きなので、手に取ってみた。
    内容は面白いが、私が育児中なのでそんな時に読むものではない、オトナの内容。
    夜の似合う本。

  • かつてのどろどろと薄暗くじめっとした彼女のお話が好きで、久々に手にとってたら、とっても爽やかで、まあこれはこれであっさり読めていいかなと。

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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