- Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575235678
作品紹介・あらすじ
鈴木珠世二十九歳、独身、元OL。引きこもりの彼女は、仲間と贔屓のプロサッカーチームを応援するときだけ、生きている実感を味わえるのだ。ところが、試合当日、仲間のひとり、高校生のありさが何者かに殺された。殺人者は仲間の中に!?犯人捜しに乗りだした珠世を待ち受ける運命は…。実力派が五年ぶりに世に問う問題作!人間関係の裏に隠された現代社会の病巣。
感想・レビュー・書評
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殺人事件が起こるミステリーで、結末はなかなか厳しいのに
自分に自信がない主人公珠世がたくましく成長していくところが好き
忘れるんじゃなくて乗り越える詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。
鈴木珠世、29歳、独身、元OL。プロサッカーチームのサポーターをやっているが、仲間の一人が殺害される。
犯人探しをするうちに、「良い人」ばかりの仲間の裏の顔、本当の生活が見えてくる。
面白かったが、感想は変わらず。
2012.9.17
人には表の顔と裏の顔があるという話なんだろうが、タイトル「魔性」には違和感が。
サッカーのサポーター仲間が殺され、良い人ばかりのサポーターの本当の生活が見えてくるという、よくある話。
ラストは私は受け入れられない。
(図書館) -
2010/11/05 読了
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正直、これ読んでも犯人は分からないよねえ。なかなかに後半の展開は唐突でした。そんなん推理(というよりも予測」できません! まあたぶん、この作品の面白さはそういう部分にあまり関係ないのかも。
これ、個々のキャラが立ってて面白いです。でも後半、良い面にしろ悪い面にしろ、それぞれの人の「裏の顔」が出てきて驚愕したりがっかりしたり。でも人間ってそんなもんだよね……。タイトル「魔性」にしたって、はたしてあの人だけのものなのかどうなのか。
ちなみに、ミチルさんのキャラが素晴らしいよなあ。ああいう友人がいてほしいものです。 -
渡辺容子久しぶりの新作?週1回会うサッカーJ2サポーターの仲間達。サポーターの1人が殺され、仲間の「いい人」達には別の面があったというのが主題でしょうか。犯人とか殺人事件とかはどうでもいいのね。読んでて、トラブルの原因が殆ど不倫とか「まともでない」恋愛なんですが、なんか作者にこの辺にストレスがあるんですかね。