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- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236453
作品紹介・あらすじ
介護施設しおかぜ荘で暮らすあたしは自分の指さえも満足に動かすことができない。体のあちこちでHDS(ハンプティ・ダンプティ・シンドローム)による石化がいまも進行している。そんなあたしが雀の雛を育てるはめになった。おいおい、ダイジョーブかよあたしぃッ!?爽やかな感動と熱い涙を呼ぶ青春小説。
感想・レビュー・書評
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主人公は18歳女子の環。ハンプティ・ダンブティ・シンドロームという体が石化する難病をもち、岩手の療養施設で日々を送っている。もろくて折れやすい骨と石化する体。体の向きを変えることすら、困難を伴う彼女が雀を飼うことになる。
同情されることをよしとせず(イタタだから)、つっぱって完全武装状態になっちゃっている彼女が、少しずつ成長していく姿は感動的。しかも、お涙頂戴とは無縁というところがすごい。愛について、死について、福祉施設とは、自立支援法とは...重いテーマは、生意気でデリケートな環が思考することで身近になる。著者はラノベ出身?なのかな。自意識過剰な思春期の文体が、これまたみごとにはまり、というわけで、闘病ものとしては出色だと思います。 -
生きる 死ぬ役に立たないから迷惑かけるから死んじゃおう というわけにはいかないたぶん文体的には 若い人向けでちょっときつい
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生きる
生きない
生きている意味はある
福祉はカネの問題
福祉施設ミサイル論
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