ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238464

感想・レビュー・書評

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  • ごにょごにょと言い訳をしたり食い意地が張っていたり、問題は多いものの推理だけは一流の理恩警部と、コワモテの拾得警部補が出会う、タレント歌人とゴーストライターや隠し部屋の白骨死体等の四つの事件。尊大でとぼけた理恩の口調はキャラクター的すぎる気もするけれど慣れた。トントンと進む事件たちで気楽に読める。

  • うむ。やはり、田舎の刑事が面白いな。
    変わったキャラが持ち味の滝田さんなのだとおもうけど、こんなに変わってない方が面白い気がするのですが、これが好きな方も多いと思うので、これはこれで、ありなのでしょう。
    まともな主人公に憎めない変わりキャラの作品が私は好きです。

  • 人間性には問題があるが推理力抜群の女刑事と、コワモテの部下のコンビが探偵役の短編集。
    コメディが突出しすぎてちょっと退くが、わりとしっかりミステリしている。
    ベストはラストの表題作だが、続編もありそうな終わり方でちょっと気になる。
    キャラとしては「田舎の刑事」シリーズの方が好きかも。

  • 田舎の刑事シリーズと同じ作者なので読んでみたけれど、あまり好みの話ではありませんでした。楽しめなかった理由を自己分析してみた結果…そうか私、拾得が嫌いなんだ。さして活躍してもいないのにやたら偉そうな男が、実績ある上司でしかも女性の理恩に対し撃ったり殴ったりタメ口きいたりするのがギャグとして受け付けないんだ、と分かりました。

    印象に残ったのは、ラストの坂の上の家に住むお年寄りが殺される事件。動機が斬新というか、現代チックだなと思います。

  • う〜ん合わなかった。長弓戯画の続きはまだですか。

  • 理恩のキャラがぶっとでるなぁ。
    ちょっとくどく感じるところもあるけど、拾得との
    コンビはユーモアたっぷりで、気軽に読むにはいい感じ。

    あんな刑事に必死のトリックを見破られたら、犯人の
    心も折れるよなぁ、とちょっと同情(笑)

    収録作では、最初と最後が面白かった。

  • こういう理恩タイプのキャリアの話は嫌いなんですけど、清掃業者に転職した白髪のオジサンみたいなのは面白いですね。
    コンビもキャリアってのも珍しい。
    というわけで、最後の話は面白かったです。

    ああ、作者、田舎の刑事シリーズの人か。
    なるほど、納得(キャラ造形的に)

  • 田舎の刑事シリーズもキャラが鬱陶しく感じる事がありますが、これ程では無かったです。
    途中で読むのやめちゃいました。

  • キャラからすると、1話目みたいに先に犯人わかってるほうがよさそう。

  • 田舎の刑事シリーズの作者さんの新作。

    ・・・ん~・・悪くはないんだけど、ちょっとパッとしない。探偵役である理恩の魅力があまり感じられず、こういったキャラ先行型のお話では致命的じゃないかと。いくら地の文で説明入っててもテキストだけだと女性なのか男性なのか判別つきづらいし。田舎の刑事シリーズのようなとぼけた味わいはないかなあ。
    あまり疲れずにパラパラめくって読めるくらいに割り切って読めばこれはこれで悪くないかもしれませんけども。

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著者プロフィール

1973年、福島県生まれ。日本大学芸術学部卒。2006年短編「田舎の刑事の趣味とお仕事」で、第3回ミステリーズ!新人賞を受賞してデビュー。コミカルな設定と卓越した謎解きで注目を浴び、同シリーズは板尾創路主演で連続テレビドラマ化される(番組名は「デカ☆黒川鈴木」)。著書に『田舎の刑事の趣味とお仕事』『田舎の刑事の動物記』『田舎の刑事の好敵手』『長弓戯画 うさ・かめ事件簿』『ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿』『和気有町屋南部署 デカは死ななきゃ治らない』など。

「2015年 『捕獲屋カメレオンの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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