罪なき子

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 110
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575241020

感想・レビュー・書評

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  • なんか、全体的にうすかったなーと思った。

  • 犯人はは死刑囚の子で世間から迫害され生きるのが嫌になった、死刑になりたいために偶然その辺にいた人を殺したという事件。しかし弁護士が調べていくうちに、実は殺す人間も含めて計画的な犯行だったという。
    主役の弁護士が有能なのはわかるけど、依頼者である犯人が望んでないのにあれこれ、それはもう警察並みに調べつくしていくのは契約としてどうなのか?
    結局は殺された不倫関係の男女がいて、女の旦那が自殺したため復讐を実行した弟の犯行で、死刑囚の息子は父の冤罪というか死刑制度を世間に考えさせるために身代わりを受け、死刑判決が出たのちに、真犯人は別にいることを暴露するためだったというオチ。
    文章は読みやすいが、ほぼ人と会って話を聞いての展開しかないので盛り上がりに欠けるかな。
    はっきりいうと、死刑になりたいか人を殺す奴は一人で死ね説に賛同、つうか、誰も認めてくれない~、居場所がない~とか言うやつは外国行けよ、なんで世界は広いのに狭い日本での生活しか考えないの?まだまだ文明の発展してない諸島や、日本人がいないところなんていくらでもあるんだからそこにいって一からやり直せばいい。お前の過去に何があったとかわかんねーから。

  • シリーズ物とは知らず読み始めたのですが、違和感なく読めました。
    東野圭吾さんの「手紙」のように、加害者側の家族が受ける世間から差別を中心にかかれた作品なのかと思って読み始めたのですが、予想とは違いミステリーな展開。
    なかなか楽しめました。

    ただ、この弁護士さん、どこまでお人よしなんでしょう。
    加害者である主人公から弁護費用を貰えず、被害者女性の妹からも報酬がもらえる訳でもないのに、いいように使われ・・・・。

    いっくらなんでもあんまりじゃ?と苦笑してしまった。

著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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