- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575245325
作品紹介・あらすじ
●ストーリーA:「ねえ。嫌な予感がするの」少女はそう言って電話をかける。やがて、その相手と思しき女性が襲われる。●ストーリーB:「先生の新作小説、あれは先生が実際に関与した事件がもとになってるんですよね」男は作家に電話をかける。やがて、作家に男から原稿が届く。●ストーリーC:「いやな予感がするんです」男は老女に話しかける。それは、完全犯罪の始まりを告げる一言だった……。■A・B・C。3つの物語が交差するとき、思わぬ事件の真相が立ち上がる。仕掛けに満ちた長編ミステリ。
感想・レビュー・書評
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視点が変わると新しい事実が見えてくる、という入れ子構造なのはおもしろい。と思うけど、肝心の話がイマイチだった…。
時代設定とかがよく分からない…この犯罪が成立するのってナニ時代のどこだろう?と考えてしまった。
とりあえず現代の日本だとしたら、鑑識をなめすぎでは?とか、オレオレ詐欺にしてはお粗末すぎるとか、その待遇で逃げ出さないノアの我慢強さとか、さすがにフィクションとはいえちょっと。ミステリーでなく、ファンタジーと捉えるべきなのか?!
ファンタジーミステリーを受け入れられる人ならもっと楽しめるのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終盤の方で "読書を習慣としてしまったあとで得られる効用はたいてい同じだ。[..] 人生を一方的に複雑にしていく" と出てくるあたり。話の筋からはあまり関係ないように思いましたが、妙にインパクト大きく受け止めました。構造もすごいのでしょうが、私は混乱したまま、あまり考えずに読み進めました。面白かったです。
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独特なストーリー展開。
面白い反面、読みにくく感じたのは私だけ? -
独特の雰囲気