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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575305784
感想・レビュー・書評
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論争史を比較的新しい平成時代から明治時代までに遡って行く構成で、論争の変遷がよくわかる。広義の文学としてとらえた場合のエンターテイメントとアカディズム、狭義のジャンルとしてとらえた場合の本格と変格というテーマが、それぞれの時代で繰り返し議論されていて興味深い。近代の幕開けとともにポーから始まった形式が、独自のジャンルを形成し、長く人々を魅了し続け、実作者の人たちに本格とはどうあるべきかを考えさせ続けるというのも、あらためて不思議な気持ちがする。
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創成期から連綿と続く論争。探偵小説は芸術や否や。
取り上げられた甲賀三郎の「探偵小説講話」が全部読みたくなった。
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