今宵は誰と─小説の中の女たち─

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 62
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575314625

作品紹介・あらすじ

安部公房の『砂の女』、太宰治の『女生徒』、ツルゲーネフの『はつ恋』、S・キングの『ミザリー』など──名作に登場する個性的で魅力的な女性たちが、もし自分の夢に登場したら……独自の視点でブンガクのおもしろさを描く、全く新しい文芸漫画。

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  • 東京の金属加工機器の販売会社社員の加藤は福島へ転勤でやってきた。
    知り合いの全くいない生活で、ふと手にした本を読み始めて。
    砂の女、レモンを噛む女、胸に字を書く女。
    川端康成、三島由紀夫、ツルゲーネフ、高村光太郎、太宰治…。
    本を通して支店の上司と交流し、行きつけの飲み屋では、気になる女性とも出逢う。

    教科書や参考書、映画やテレビドラマで知ってる有名どころの女たち。
    一回数ページの漫画に癖のある女たちが、次々と現れて、あーそうそう!からそうだっけ?と読書熱を上げていく。
    こうやって日本文学を改めて続けてみると、エロい倒錯した話が多くて、加藤の悶々とした気持ちにニヤニヤしてしまう。

  • いろいろな小説の女主人公が出てきます。
    さわりでなので本編を読みたいと思わせます。

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著者プロフィール

(漫画家、雑文家、装画家、プチ音楽家、本棚探偵)
1958年香川県出身。多摩美術大学卒業。
1981年に『ふぉーてぃん』で漫画家デビュー 。
代表作に『月光の囁き』、『日本一の男の魂』など。
さらに「本棚探偵」シリーズ、『東京マラソンを走りたい』、『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』などのエッセイも上梓。
1997年にみうらじゅん賞、2015年に『本棚探偵最後の挨拶』で第68回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。

「2021年 『ラストシーンは崖のうえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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