マイ・ウェイ ー東京ダイナマイト ハチミツ二郎自伝ー

  • 双葉社
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本棚登録 : 105
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575317190

作品紹介・あらすじ

多くの芸人たちが、憧れの存在として名前をあげる東京ダイナマイト。そのハチミツ二郎による初自伝。M-1、THE MANZAI、決勝に計3度進出するも手にできなかった栄冠への思いや、ビートたけし、立川談志、松本人志、太田光ら天才芸人たちとの知られざる交友だけでなく、事務所移籍、心不全、コロナの後遺症、透析など血で綴ったかのような赤裸々な告白が胸に刺さる。令和のお笑いブームにとどめを刺す、重厚すぎる芸人自伝本の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • なんか感動してしまった。
    東京ダイナマイトのハチミツ二郎さんの自伝。
    実際にプロレスラーと闘い、M1のファイナリストの漫才師、オフィス北野の退社の話、2度死にかけ、現在も透析しながら、IT企業のサラリーマンとして勤め、吉本興業のライブのトリを務める、暗くて強い漫才師だ。
    ビートたけし、立川談志にも、認められているのに、テレビではあまりみない。
    主戦場である、寄席で毎日のように漫才をしているのだ。
    「雛壇と短いネタはやるなよ」とたけしからの教えを守っているのだ。

  • もしあなたがなんとなく面白い本を探しているのであれば、騙されたと思ってこの本を取ってほしい。そして東京ダイナマイトというコンビで芸人として長く活躍するハチミツ二郎を少しでも知っているのであればなおさらである。

    私はお笑いに全く詳しくないのだが、唯一名前を挙げれるほど好きなのが東京ダイナマイトである。きっかけは2015年か2016年のM-1の敗者復活戦の動画であった。架空の通販番組を舞台にした漫才の中でTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」というワーディングが出てきて爆笑しながら、自身のツボにはまるというのはこういうことか、という感覚を持った。

    さて、本書は東京ダイナマイトのツッコミ役であるハチミツ二郎が自身の芸人としての人生を恐らく一切の誇張なしに描いた自伝である。もう語られるエピソードの全てがはちゃめちゃに面白いのは当たり前として、心不全で死にかけ、長年の不摂生から人工透析となり、さらに新型コロナウイルスにも感染するなどボロボロの身体を従えて、それでも芸人としての道を生き抜こうとするその姿勢に感動すらしてしまう。

    本書の帯では育ててもらったオフィス北野を抜けて吉本興業へ移籍しようとする際に、ビートたけしから温かい言葉をかけてもらうシーンが引用されているが、そのシーンなども含めて胸を打つ場面も多い。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000260116

  • ハチミツ二郎、魂の自伝
    めちゃくちゃ面白い! 
    なのに読破後のこの喪失感はなんなんだ…

  • 感想
    芸人のバックヤード。笑いだけを求める客は見なくても良い。1人の人間の歩みを、壮絶な人生を追体験する覚悟のある人のみ。重力がのしかかる。

  • 東京ダイナマイトが大好きです。ハチミツさんの自伝が読める。それだけで最高です。

  • 壮絶な人生の物語を読ませてもらいました。
    その中で、軸をぶらさずに進んでいく
    姿に勇気をもらったように思います。

  • 東京ダイナマイト結成のきっかけ、ハチミツさんの人生の浮き沈みが克明に描かれていて、読後とんでもない疲労感に襲われた。最終章は壮絶すぎて何と言っていいのやら。。。。ものすごい読書体験。

  • 生涯ベスト3に軽く入る
    絶体に手放さないと決めた

  • 1ページ目から最後まで止まることなく一気に読んでしまった。
    M-1で、笑金で、みていた東京ダイナマイト。ダントツに面白かった。もっと世に出て欲しいと思っていた。
    事務所の移籍など、裏側で何があったのかと思っていたけど、それをストレートに書いている。なんと正直な人なのだろう。
    そしてラストの展開に…

    生きること死ぬことに自分はそこまで向き合っているのか、まだつきつけられていない、がその日は明日やってくるかもしれない。

    はみださなくてはいけないんだ。という言葉に勇気をもらった。がんばれ生きろハチミツ二郎

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