- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575380637
作品紹介・あらすじ
<マジメな大学生×美人襲い受け人外>「ふふ…抵抗したわりにたんまり出したな…」石に封じられていた伝説の鬼をそうと知らずに甦らせてしまった大学生の京一。柘榴と名乗る尊大で美しい鬼神は、自らの眷属になるかわりに何でも願いを叶えてくれると言う。そして弱った力を取り戻すために、京一に己に“精力”を注ぐように命じて―ー。なぜ柘榴は悪神として封じられていたのか、そして京一を見初めた理由とは…?ワケあり大学生を妖艶な女王様系の神さまが誘う、運命のエロチック・ラブストーリー!!ラブラブなコミックス描き下ろしも収録!
感想・レビュー・書評
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勢いで購入したBL漫画です。
真面目系眼鏡男子大学生×妖艶女王様系鬼神さま。
初めて読む漫画家さんです。以前に何度か買っていた同人サークルの作家さんを髣髴とさせる筆致でした。顔のラインとか顔のパーツの配置とか体格とかの描きかたでそんな錯覚にとらわれたんですけど、たぶん違うかたでしょう。
読後の感想としては、今どきの(そしてこの先未来の)BLというのはこういう路線しかないんだろうなぁというもの。同性同士だからといって「恋情の相手が同性である」というそこに焦点が絞られることはないのでしょう。BL作品をBLというジャンルに区分するまさにその「男性同士の恋愛である」というその入口の大前提をものともせずに恋愛が始まる。
そりゃそうなんですよね。同性同士でも異性同士でも、誰かが誰かに惹かれて恋に落ちる。そこで自他の性別は関門にはなりえない。だってもはや現実が創作に追いついている。異性愛者でも同性愛者でもそのほかのどんな愛のかたちでも、互いの合意があって、他者の権利を侵害していなければ、容認されうるほうへ時代は進んでいる。リアルに声をあげるかたたちがいる。
ただまぁ、性別が云々は措いておくとしても、人間と人外の恋愛なのだというところにさえ躊躇がないのか、とそこだけはひそりとつっこんでおきます。
けっこうあっさり受け入れているよね。ライトでいいんだけど、真面目な大学生のわりに会ったばかりの鬼神と関係持つことに障害が何もないんだ…と思いました。私の頭が固いんかこれ。
話は面白かったです。柘榴さまも強気可愛いけど、銀河さまいいよねーってなりました。
珊瑚ちゃんと瑠璃ちゃんも可愛い。女の子も可愛いBLは個人的にとても好き。
気に入ってるシーンは、おばさまがたに大人気の柘榴さまとか、アイドル育成ゲームに興じる柘榴さまでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示