妖精のおしり (マージナルコミックス)

著者 :
  • 双葉社
3.47
  • (2)
  • (4)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 83
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575380798

作品紹介・あらすじ

【悶々しがちメガネ小説家×褐色むっちり人外】

――このままでは確実に"ほだされて"しまう!!

ブレイク前の小説家・生越壮は、
海外旅行先で"理想のおしり"をもった
褐色肌の好青年・キランと出会う。
帰国後、家に押しかけてきたキランは
「自分は妖精リャナンシーだ」と語り、
昼の家事から夜の情事まで世話を焼くように。

ベッドで吸い付くような桃尻を愛でる度に、
スルスルと良いネタが浮かんでくることを
不思議に思う壮。
ネットで調べると、リャナンシーは
「生命と引き換えに才能を与える妖精」のようで…!?

体を重ねるほど幸せと不安が募る…でも止められない!
愛と才能と性欲の狭間でゆれる、官能あふれる同棲ラブ!!
描き下ろしも収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作者さんが多才な方なんじゃないかな、と思った。
    物書きの主人公が昔から詩的な表現をよく使うからこそ、そういう比喩や表現で会話が繰り広げられる。さらに主人公の苦悩や葛藤、妖精からもらえる才能に抗う姿もなかなかおもしろかった。

  • kindle_unlimited

  • 大半が物書きの苦悩について書かれていて妖精についてもっと掘り下げてほしかったかなぁ

    相手の理想どおりの姿になれるらしいけど、
    偶発的に出会ったのになぜすでに攻の理想の姿なのか。
    人によって違う風に見えるのか?

  • シーモアにて読了。
    執筆に行き詰まりがちな日本のミステリー作家×詩と音楽の才能と引き換えに寿命を奪うとされるアイルランドの妖精・リャナンシー。

    BLなんですが、才能とは、熱意とは、書くことに悩み続けながら時には目先の欲(リャナンシーの誘惑)に負け、文筆家としての葛藤に藻掻く男と、才能を与える妖精でありながらも、死なない身だからこそ相手に求めるものがある甲斐甲斐しい妖精の、芸事職とその世話役らしい根っこでの気持ちのすれ違いに胸中掻き回される思いでした。
    詩的な表現などが苦手な方には、セリフにもちょくちょく混ざるためあまり向かない作品かと思いますが、各話で重ねた二人の内心で求めるものの相違と、それが吐露される後半の流れと並べるとどこぞの文豪なのかと思えるのがまた少し面白いというか。
    全然BL読んでる気になれない……BLのターンはとてもBLなのに、そうじゃないターンが現実こうよな、って囁いてくる。
    結果、ファンも恋人も妻も家政婦も大家も編集者も兼任してくる勢いのキランに、お母さんか…………と腹の底の声を絞り出した感じです。
    BLでここまでするのは読み物として面白くて好きなんですが、他人事じゃない部分があると、どこかちょっぴり複雑な気持ち……。
    当初想定していたものとは違ったとはいえ、これはこれで良かったのでとても迷うんですが、詳細には★3.8とかでしょうか。

    電子特典は『表紙イラストの没ラフ2枚 ※各解説付き』です。
    ラフなので完成イメージの解説があるとより楽しめて良いですね。

全6件中 1 - 6件を表示

日野雄飛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×