魔王軍最強の魔術師は人間だった(1) (モンスターコミックス)

著者 : アナジロ 羽田遼亮 KUMA

• 双葉社 (2019年9月28日発売)

作品紹介・あらすじ

魔王軍、不死旅団の旅団長アイク。彼は「魔王軍の懐刀」と呼ばれるほどの魔術師だ。しかし、彼の正体は人間で、しかも日本人の転生者だった。魔族に囲まれる中、人間であることがばれないようにしてきたが――。大人気ファンタジー、待望のコミカライズ！

感想・レビュー・書評

[タカツテムさんの感想 · 2020年12月29日]

魔王軍にて指揮官の一人として活躍する者が実は正体を隠した人間という作品
どういった成り行きでそうなったのか皆目見当がつかないな。本人としても魔王軍に居る現状を満足に感じているわけではないだろうし、正体がバレてしまえば殺されてしまうというリスクも付き纏う
それでもアイクと名乗る青年が魔王軍の中で旅団長にまで躍進したのは何故なのだろう？

この主人公、人間ということもあってかかなりの甘ちゃん
対立する人間族に武力侵攻を仕掛けはするが必要最小限の被害で済ませようとし、更には占領後の統治についても税とルールで縛りはするが横暴な振る舞いは避けようとしているようだし
本来なら魔王軍の中で忌避されそうなその遣り方は現在の魔王が特殊だからこそ許されているように思える
そして魔王の正体は……

まさか魔王軍のトップが異世界に女体化魔族転生した織田信長ってそれはちょっと属性てんこ盛りすぎじゃありませんかね