B・D・T掟の街 (双葉文庫 お 2-7)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575505863

感想・レビュー・書評

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  • 最近、大沢在昌の「影絵の騎士」という本を買って、裏のあらすじを読んでみたら、この本の続編だということで、ず〜っと積ん読だったこの本を読んでみた、というわけだ。

    さすがに古さを感じるね。
    時代設定は西暦2050年頃の東京が舞台となる、近未来ハードボイルドという感じ。

    すでに過ぎてしまった2010年にはそんなことは起こらなかったし、直下型大地震ではなくて東日本大震災だし。

    まぁ、それはしょうがない。

    続編をまだ読んでいないのでなんとも言えないが、中途半端に終わった(決着がつかなかった)感があるから、続編でその辺の後日談を書いているのだろうか。

    とりあえず、土壌は把握できたので、続編が楽しみではある。

    この物語の主人公、ヨヨギ・ケンも、なかなか魅力的なキャラクターだ。

  • 読み始め、ややとっつきにくい。
    が、読み進むうちにけっこう引込まれる。
    荒廃した東京舞台の近未来小説。
    外国人移民問題絡め、ホープレス(混血児)と呼ばれる調査員の活躍を描く。

  • 再読

    何度読み返しても傑作だと思うのだが、一般的な評価は低い。

  • 1993年からみた、近未来(2050年ごろ)の東京。

    最期の女性失踪の経緯は納得いかないな。
    グッドガイがグッドガイ過ぎるのも、納得できない。

    でも、面白い!!

    あの頃では、携帯をみんな持つようになって、留守番電話を聞くなんて習慣が不要になるとは、創造できないよね。
    いわんやネットもね。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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