黄土の奔流 (双葉文庫 い 8-17)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575507218

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  • 図書館。


  • 動乱期の中国には、どんなファンタジックでエキセントリックな展開も許容できてしまう奥行きと広大さがある。

    頽廃と発展、侵略と革命。暴力と歪み、絆と裏切り。
    渾然とした揚子江の濁った水、そのものの世界を夢と浪漫で渋く包みあげて読まされちゃあかなわない。
    生島治郎、うまい。かっこいいなあ。

  • 裏切りにつぐ裏切り!アクション、銃撃、復讐、友情!ハードボイルド好きにはたまらぬエッセンス満載。そんなアホな、と思わず呟いてしまうような都合のいい展開も起こりまくりだが、それすらもわくわくと楽しめる。

  • これも私の原点。
    大学時代の出会いって結構影響されるんですね。
    漫画は松本零士以来さっぱりなんですが。(それなのに、似ても似つかないのは何故!?)
    葉村が好き過ぎます。
    私の中で確実に神無は延長線にいますよ。

    しかし、この表紙は何!?

  • アジアのハードボイルドもの好きな人は楽しめるんじゃないかと思います。
    豚毛をめぐる壮絶な戦い!!
    アクション好きさんだけでなく、駆け引き好きさんにもオススメします♪♪
    裏切ったり裏切られたり。最後まで登場人物のやりとりを楽しんでください。
    このシリーズは三作続くのですが、いずれも手に入りにくいようですので古本屋でたまたま見つけてしまった!という人は是非ご覧ください。

  • 冒険小説の金字塔。

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著者プロフィール

生島治郎

一九三三(昭和八)年中国・上海生まれ。本名・小泉太郎。早稲田大学第一文学部卒業。五六年早川書房に入社。都筑道夫の後を受け『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)』の編集長を務めるが、小説執筆のために退社。六四年『傷痕の街』でデビュー、六七年『追いつめる』で第五七回直木賞を受賞。八九年から九三年まで日本推理作家協会の理事長を務めた。二〇〇三(平成一五)年死去。そのほかの作品に『黄土の奔流』『夢なきものの掟』『片翼だけの天使』などがある。

「2020年 『星になれるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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