心洞: Open Sesame (双葉文庫 ご 4-4 R/EVOLUTION 3rd Mission)
- 双葉社 (2006年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575510713
感想・レビュー・書評
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大川先生が魔性のドMになって再登場。次も楽しみ。
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大川のことがずっと気になっていたので、この巻でまた出てきておおっとなったが、あれは本当に疫病神だった。純粋な日本人とそうでない多国籍な人たちの生への覚悟の違い、それが毎回浮き彫りに。登場人物が多くどの人物も皆重要な役回りなので、この人物たちはいつからどういうきっかけで繋がってたんだっけかとか確認しながら読むのでペースは落ちるがとにかく面白い、良く噛んで味わって食べ尽くす読書という感じ。今回は亮司の出番が少なかった。この先また丸々一冊亮司が主人公の時があると嬉しいのだが。とにかく面白さが尽きない、オススメ。
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ハングリーさ。
生きていくのにとっても大事です! -
読了。
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シリーズ3作目。
第一作では優しく弱い大川が今作ではあやうい傾国的な雰囲気を出してきました。
すみれはかわいい。 -
五條瑛の革命シリーズ。
己が居場所、祖国、希望を失った男達が、もう一度夢を抱き、国を手に入れるために戦うことを決意した熱き男達の物語。
今回はシリーズ三巻目。
主人公は家出少女のエナ。ヤクザの使い走りをしているヤスフミと出会い、初めて心安らぐ時間を手に入れた。この居場所を守りたい。しかし二人もまたいつしか新宿を巡る抗争に関わってゆくーー。
今回はほんと切なく哀しいエナとヤスフミの恋愛話がメインであり、ほんとかわいそうだった。折角出会えたのだから、もっと他の道を選べた筈なのに、と思わずにはいられない。
毎度お馴染みの登場人物達も登場して十分に面白い。物語が更に重厚になっていくのが当然の如く予想出来たけれど、今回は大きな複線を張り巡らせるための一冊という感じでエナとヤスフミの恋愛が中心だったので☆3つ。 -
謎のドラッグ・ファービーを巡っての話の展開。
この巻では、エナはまだ心の傷が癒えていない痛々しい女の子だったんだけどね。
但し、この1冊だけで心が燃え尽きる子なんかじゃなかった…
五條さんが女の子を主役に据えた話を読むのは初めてだな。
ラスト40ページあたりからの心情が切ない。
3巻は、なにかとセリフに含みが多くて、途中何度か読み返すことが
多かった。 -
いきる目的を見いだせず心に大きな空洞を抱え、漫然と日々を過ごすエナとヤスフミ。
2人はやがて新種のドラッグを巡る争いに巻き込まれ、
騒動の最中で互いが必要な存在であることを自覚する。
やっと大切なものを見つけたのに、どんどん深みにはまっていく。
そんなシビアな世界に生きる人達のお話。 -
革命シリーズの第三弾。個々の出来事は小説としてはありふれているものの、この先どう発展するのか全く読めないところが魅力。なんか不思議な本ですね。