- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575511871
感想・レビュー・書評
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面白かった!まとまりがいい。解説の方も書いてたけど、映像にして欲しいなぁ~本当ドラマにあいそう!
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「とっても不幸な幸運」と書かれた缶が100円ショップにあったら…
どうします?
見て見ぬふりはできそうにないけど…
手にとってみますか?
それとも勇気を出して買ってみますか?
好奇心で、もしくは話のタネに~なんて軽い気持ちで買ったとして、その缶を開けてみようと思いますか?
常連客が集う新宿にある『酒場』という名前の『酒場』
「とっても不幸な幸運」の缶を開けたことから始まるお話。
その缶を開けたことで起こった「不幸」を目の当たりにしても
やっぱりみんなその缶を手に入れて、何かよからぬことが起こると思いながらも開けずにいられない…
知らずにいることはある意味、幸運なのかもしれない。
でも、知らないことから始まることは何もない。
知ってしまうことは一時的には不幸かもしれない。
でも、その不幸は幸運に変えていくことができる。
自らの意志で、そして仲間の力で。
畠中恵さんの本は初めて読みました。
畠中さんと言えば時代小説と思っていたのですが・・・
これはファンタジックミステリーでした。 -
畠中さんの現代ものです。
酒場の店長洋介は、接客業をやっているとは思えない態度だけど、本当は子煩悩ですごく面倒見がいい。そんな彼を中心に、不思議な缶によって周りの常連客の過去が明らかになっていく。
けっこう読みごたえがある作品です。 -
畠中恵さんの本で今のところ一番好き
とりあえず忘れた頃に不思議から始まる
毎回、話の始めが少し不思議な話なのに
毎回、不思議な始まりに「おっと忘れてた」と思う
くらい現実味が、ある -
現代物だけど、質感は「しゃばけ」と同じ。途中で飽きちゃった。
視点の使い方が巧いよなぁ。 -
連作短編なのですが、全体のジャンルは何だろうなこれ?
著者の時代物以外を読めたのは嬉しかったのですが、あまりパッとしない印象。話のオチのつけ方に多少の違和感を感じます。 -
913.6 ハ 登録番号8922
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しゃばけシリーズ以外のも読んでみたくて手にとった。
一気に読んでしまった。人を食ったような大人のいい男を描くの上手いなと思った。
店長とか、しゃばけの寛朝さんとかね。
久しぶりに読んでて悔しくなりながら、それでも楽しい時間でした。