とっても不幸な幸運 (双葉文庫 は 18-1)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511871

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!まとまりがいい。解説の方も書いてたけど、映像にして欲しいなぁ~本当ドラマにあいそう!

  • 「とっても不幸な幸運」と書かれた缶が100円ショップにあったら…
    どうします?
    見て見ぬふりはできそうにないけど…
    手にとってみますか?
    それとも勇気を出して買ってみますか?
    好奇心で、もしくは話のタネに~なんて軽い気持ちで買ったとして、その缶を開けてみようと思いますか?

    常連客が集う新宿にある『酒場』という名前の『酒場』
    「とっても不幸な幸運」の缶を開けたことから始まるお話。
    その缶を開けたことで起こった「不幸」を目の当たりにしても
    やっぱりみんなその缶を手に入れて、何かよからぬことが起こると思いながらも開けずにいられない…

    知らずにいることはある意味、幸運なのかもしれない。
    でも、知らないことから始まることは何もない。
    知ってしまうことは一時的には不幸かもしれない。
    でも、その不幸は幸運に変えていくことができる。
    自らの意志で、そして仲間の力で。

    畠中恵さんの本は初めて読みました。
    畠中さんと言えば時代小説と思っていたのですが・・・
    これはファンタジックミステリーでした。

  • 畠中さんの現代ものです。
    酒場の店長洋介は、接客業をやっているとは思えない態度だけど、本当は子煩悩ですごく面倒見がいい。そんな彼を中心に、不思議な缶によって周りの常連客の過去が明らかになっていく。
    けっこう読みごたえがある作品です。

  • 畠中恵さんの本で今のところ一番好き
    とりあえず忘れた頃に不思議から始まる
    毎回、話の始めが少し不思議な話なのに
    毎回、不思議な始まりに「おっと忘れてた」と思う
    くらい現実味が、ある

  • 現代もの初めて読みましたp(*^-^*)q
    面白かったです♪

    缶を巡って不思議なことが起こるお話し。。
    引き込まれました(〃ω〃)どのお話も良かったです。常連のお客さんも個性的で★☆

    中でもお医者さんの飯田さんがお気に入りです♡
    大沢たかおさんが目に浮かびました(〃ノωノ)


    店長さんが出すお料理…おいしそうでした!!
    お腹がすきそうになりますね(〃゚σ¬゚)ジュルリン..笑

    私もここにお邪魔してみたくなりました(^○^)


    最後の解説に書いてある。。テレビドラマ化、私も見てみたいです(〃ノωノ)
    花立役が遠藤憲一さん…お似合いです♡

    想像するだけで楽しくなりますね!


    読んで良かったです(#^.^#)

  • しゃばけ作者の現代物。不思議な缶をきっかけに「酒場」の常連たちのちょっと切ないエピソードが語られる短篇集。料理上手で喧嘩っぱやい変わり者マスターの酒場はなぜか常連客で毎日繁盛。警察にヤクザにマジシャンと常連の方も一癖も二癖もあって魅力的。

  • 現代物だけど、質感は「しゃばけ」と同じ。途中で飽きちゃった。
    視点の使い方が巧いよなぁ。

  • 連作短編なのですが、全体のジャンルは何だろうなこれ?
    著者の時代物以外を読めたのは嬉しかったのですが、あまりパッとしない印象。話のオチのつけ方に多少の違和感を感じます。

  • 913.6 ハ 登録番号8922

  • しゃばけシリーズ以外のも読んでみたくて手にとった。
    一気に読んでしまった。人を食ったような大人のいい男を描くの上手いなと思った。
    店長とか、しゃばけの寛朝さんとかね。
    久しぶりに読んでて悔しくなりながら、それでも楽しい時間でした。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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