- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575515732
感想・レビュー・書評
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普通の家族の一コマを描いた作品。どんな家庭にもいろいろあるよね。
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病で急逝した前妻を想う義理の娘との距離感に悩む後妻の苦悩や、年老いた父の入院を心配するも長年の確執から見舞いに行くことができない中年サラリーマンなど、様々な家族の風景を描いた短編集。
2013年12月8日読了。
森浩美さん、どこかで見たことのあるお名前だと思い、作者プロフィールを見てみたら、田原俊彦さんの『抱きしめてTONIGHT』やsmapの『SHAKE』などを手掛けられた作詞家さんでした。
どこにでもある家族の、小さいようで、とても大切な悩みを温かい視線で描いていて、家族っていいなぁと思わせてくれるお話ばかり。
何度もうるっとさせられました。 -
『一番大事な存在だが、同時にやっかいなことも多い家族。』
SMAPの歌の詩も何曲か書いている森浩美さん。どの物語の最後にも、“救いの光”“希望の光”が残されていて、それでいてジンと来る。
決して自分の家族と同じ話が続けられているわけではないけれど、いろんなことを考えさせられ、分からせてくれる話ばかりの短編集。
『家族』であることの有難みを痛感させられることと同時に、『家族』であることのための努力や困難さも同時に痛感させられる。
森浩美さんの家族シリーズ、全部読もうかな。 -
家族をテーマにした短編集。
裏庭の食卓がせつなくて泣けた。