牛乳アンタッチャブル

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 128
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575516975

感想・レビュー・書評

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  • 私だって寝てないんですよっ!(笑)

    ってな事で戸梶圭太の『牛乳アンタッチャブル』

    600ページ近くあったので中々手が出せなかったんじゃが、実際に起きた某牛乳屋さんの腐った社内体質から食中毒事件を起こすが、そんなの関係ぇ無いって感じの対応で会社存続の危機に……。

    そんな腐った上層部をタイトル通りのお茶目な面白さで描き、それに立ち向かう某倍返しだ!っ的な社員達の逆襲劇なお話w

    単純に面白い♪

    実際起きた○印乳業事件をパロディー化した様な感じw

    池井戸潤さんが好きな人にオススメかな♪

    2016年27冊目

  • 職場の方に「面白いから読んで」と貸してもらいました。雲印乳業と言うどこかで聞いた事があるような会社が黙って腐った牛乳を販売し多数の食中毒者が出てしまい会社が存続の危機に陥ってしまうと言うこれまたどこかで聞いたような話です。言葉の表現が全体的に悪く言えば下品に私は感じました。読む方によってはその表現が面白いと感じるのかもしれないですが私は苦手でした。けれど全体的に読みやすいのですぐ読めました。

  • ライトで読みやすい。
    コメディタッチすぎる気もしますが。。

  • 戸梶の最高傑作だと思う。

  • お仕事小説好きだし、こういうのは勧善懲悪ものだろうし、楽しみにしてたんだけど、ちょっと違った。
    いくら実際の事件をモチーフにしてるとはいえ、こんなに最低な人たちではなかったはずで、フィクションにしてもひどすぎる。
    途中まではそれでもまぁ楽しく読めていたけど、頼りにしてた宮部くんまでわけわかんないことしてて、だんだん読む気力がなくなってきて中断。
    もう再読はしないだろう。
    勧善懲悪だよね?
    あの首切りチームのみんなは、その後どうなったのかだけ知りたい。
    誰か教えてください。

  • 雲印の低脂肪牛乳の食中毒事件。
    無責任な経営陣を倒すために立ち上がった社員たちのお話。
    とにかく経営陣はありえないほどの最低な人だらけ。それにしても雲印って…(笑)
    ずっと勢いのある話で、読み終えるとどっと疲れた感じ

  • んー……。

    戸梶圭太なので、ぶっちゃけた話を期待していたんだけど、その点ではちょっと物足りない。
    中途半端、というか。

    ストーリーは、いわゆる勧善懲悪。

    だから、物足りなかったのかもしれない。

    初期の筒井康隆くらいハジケてもいいよ。

  • 低脂肪牛乳を飲んで食中毒をおこしたという一本の電話が雲印乳業西日本支社のお客様相談センターへかかってきた。
    やがてその数は一気に増え対応に追われるセンターだが、会社の上層部は真剣に取り合わず、結果、後手後手の対応の末に開いた記者会見では社長と工場長が対立し大混乱に。
    腐りきった幹部の中にただ一人状況を憂える者が…人事担当役員の柴田だ。
    彼はこの機に無責任な経営陣を倒そうと首切りチームを結成するがー
    痛快企業エンターテインメント。

    カバー裏の粗筋では感づくことの出来ない荒唐無稽なアホっぽい話でした-
    大筋は無責任な経営陣を退け真っ当な会社に再生する首切りチームの活躍!
    なのに…全編にまぶされてる各人の残念さや変態加減で面白可笑しくなっている…
    下品なシモネタにはちょっと引くけど心理戦?やカーアクションと武力対決?は面白かった-
    皆が自分の道を見つけた、てのも良かったと。
    生きるために稼ぐために不本意な仕事もしなきゃならない時もあるだろうけど、越えちゃいけない護るべき一線はあるよね。
    知られてないだけで、こーゆーてけとーな会社もまだあるんだろうな-と思いました。

  • 構想は、少し昔の雪印乳業事件をそのまま。
    「雲印」にしているところに失笑・・・

     何と言うか、終わりまで何だか「雑」な感じです。 言葉の使い方なのかな?ストーリーに勢いは、あります。(笑)

     書店オススメの吹き出しで興味を持ちましたが、図書館にしておいて正解だった。

  • カテゴリをノンフィクションとしてしまいそうであったが、雲印乳業という会社で起こった事故をモチーフにしたエンタメ本である。

    20数年前に同じような事件があった際、小野工場の脇を電車で通学していた者としては、どうしてもその時の記憶と重なってしまうところがあるし、さらに今行っている品質管理の仕事とも大きく重なるところがあり、吸い込まれるように読んでいけた。

    メーカーだけの視点ではなく、消費者にも問われている部分があり、たのしくよみすすめることができる一冊なので、お勧めである。

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著者プロフィール

1968年東京生まれ。学習院大学文学部卒。98年『闇の楽園』で第3回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。作家活動と並行して『Jの利用法』ほか自主製作映画4本を監督。イラスト、写真、クレイアートにも才能を発揮する。

「2013年 『劣化刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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