シャーロキアンの宴と春の嵐-京都寺町三条のホームズ(5) (双葉文庫)
- 双葉社 (2016年8月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575519174
感想・レビュー・書評
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趣きの違う事件(というか揉め事?も含む)4本立て。
親友との旅と恋の話(主人公・葵のではなく)、ウエスト・シャーロック・ホームズ・クラブの記念会でのお話、京都サンガF.C.とのコラボ×恋の話(これまた主人公・葵のではなく)、ホームズさんピンチ?!の話…
内容が個々にガラリと変わりますが、個々の話も重すぎず軽すぎず、最後もしっかり着地していていい塩梅だなーとおもいました。
あと、ホームズさん(本作の探偵役。どう考えても主人公・葵と恋仲)の恋愛観、マジめんどくせえ(笑)です。
羊の皮を被った紳士的な狼…しかし狼の部分を紳士的に冷静に発言するところが、ホームズさんという男…そこがホームズさんの個性… -
'22年8月7日、Amazon audibleで、聴き終えました。
いやぁ、お恥ずかしい╮(╯_╰)╭やはり、オッサンが読む小説では、ないですね…でも、楽しんじゃいましたが┐( ̄ヘ ̄)┌
そろそろこの辺で止めないと、見識を疑われる?トホホ…。ま、心は少年、ってことで( ◜‿◝ )♡ -
京都から離れ、城崎が舞台となる所から始まる。4冊続けて読んで食傷ぎみだったので、少しだけリフレッシュした。ただ旅行案内のように感じてしまう。プロローグとしても意図が見えにくい。
円生との対決は多少の盛り上がりはあるが、円生の技量と行動がそぐわない。作風にもマッチしない。かなり無理をしている痛々しさを感じる。
カネは人についてくる、その通りであろう。人がカネを追いかけているとカネは逃げていくが、広い心とそのゆとりがお金にとっては魅力を感じるのであろう。
それと同じく、労を惜しまず取材に基づいた才能は人を惹きつける。記憶に残る作品にはそうした魅力が溢れている。このシリーズが売れているのは、プロモーションが上手かったのだろうか?
私はこのシリーズに関しては、本作を最後に栞を抽斗に仕舞うことにする。 -
シャーロキアンの集まりはコミックでも読んでいたが、小説もやっぱりおもしろい。好きなものに熱中できるって素晴らしい!
サンガの話では、サポーターが選手の方へなだれ込んだというところが気になった。少し前に某国で同じようなことがあった。その時には死者125人とか報道されていた。日本はやはり安全な国なのだろうか。
円生との対決のところではハラハラした。葵も気が気でなかっただろう。
葵の想いがかなってうれしくなった。 -
春休みに一緒に温泉に行ったり、シャーロック・ホームズの会に連れて行ってもらったり、学校行事なのにサッカー観戦でもそばにいたり、誰が見たって恋人同士だって。
でもって、最後はある意味円生のおかげでお互い正直な気持ちを告白し合うという事に。
ずっとほわほわした感じも好きだったけど、これからどういう成り行きになっていくのかな。 -
シャーロキアンの会というのが実際にあるらしい(あとがきより)。それをネタに描かれた本作は一個一個が独立した話ながらも恋に謎にと良い意味で忙しい。小品ながら子気味のいい謎がちりばめられていて面白い。
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このシリーズ読むと京都に行きたくなります。
あと、今回は『シャーロックホームズ』シリーズも読んでみようと思いました。
ストーリーとしてはようやくですね。
これから色々巻き込まれていくとのことで、次も楽しみです。 -
私の地元とご縁のある作家さんの作品。それがきっかけで読み始めたけど、すっかりハマってしまいました。
今回は、葵ちゃんとホームズの恋の進展、ホームズと円生の対決が気になって、一気に読んでしまいました。
シャーロック・ホームズのファンのことをシャーロキアンというのは知らなかった。アニメやドラマは見たことがあるけど、原作は読んだことがないので、読んでみたくなりました。