- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575521801
感想・レビュー・書評
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何かで紹介されていた。
40代半ばの独身女性が近所のスーパーで知り合った老婦人の家が気に入り、その家が不動産業者に買い取られて解体されそうであることを知る。それを阻止するために賃貸することを思い立ち、有効活用するためカフェを始めるという話。
地味で無難な人生を送ってきた女性が、思い切って新たなことを始めるという内容は興味深い。
カフェを始める準備も、ある程度実際に近い感じで書かれている。そして始めた途端に大繁盛!というのではなく、全然お客さんが来ないというのもリアル。
でもそのまま終わりなので、小説としては、そこから商売が、そして人生がどうなったかを書いてほしかった。 -
「万寿屋」は「紀伊國屋」のこと?その隣か。少し駅から遠い、他に特に何もない、確かに車で通るだけの場所。ここにカフェをオープンするまでの話。オープンしてからも書かれているがもう少し知りたい。ムツさんのことも、もう少し知りたい。
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最初文章読みにくくて、慣れなかった
でも読み進めていくとどんどん読める。
大体省くような開業までのストーリーも事細かに書かれてて、何に主軸置いてるのかあやふやな感じも悪くない。
まあ、主に古民家なんだけど、それに関わる人々も意外と鮮やか。
食べ物もシンプルながら若干深い、古い?
最後の家主の姿にぐっときてしまって星増やして3
たまにリアルに近い、確実なもののない小説も良いと思った。
小説の幅みたいなのが広がる気がする。 -
yk
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かわいい昭和レトロな家のおにぎり「茶房」行ってみたくなります。兼代さんも本当は自分の育った家が残ってくれて嬉しいんじゃないかな。社会の厳しさとかわかっているリアリストなのだとは思うけど。
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主人公の行き当たりばったりなカフェの開業にイライラしたが、最後はほっこり。ムツさん、味があって好きだな
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カフェの話かと思ったらカフェができるまでの話。展開は面白かったけど、特に感情の起伏はなくそれだけというかんじ…
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自分に自信がないOLが週末だけ古民家カフェを開く話。ストーリー自体は大きな展開とかないけど、心の中のセリフとな、花びら一枚落ちる情景とかが、あーそうそうと優しく思える。作者の岸本さんはすごく文才がある人だ。